クリスマスの約束2008のセットリストと感想レビュー

クリスマス

クリスマスの約束2008のセトリと、ざっくりとした内容と、私の勝手な感想を書きたいと思います。

参考 その他の年の「クリスマスの約束」については↓にまとめております。

「クリスマスの約束」2001~2021と、「風のようにうたが流れていた」に関する記事をこちらにまとめております。 ※2017は収録...

8回目の放送「クリスマスの約束2008」は『今日もどこかで』ツアーのライブを再現

3年ぶりに行った全国ツアー『今日もどこかで』のライブを、クリスマスの約束で再現したようです。

したがって、2005の時と同じで、小田さんの歌ばっかりのワンマンショーでした

カバー曲や、ゲストがたくさん出るのも楽しいですが、小田さんの世界にどっぷり漬かりたいファンにとっては嬉しい企画です!

ライブ形式で歌う映像と、間、間にちょこちょこと、御当地紀行の総集編VTRが流されます

ゲストは1組だけでした。

クリスマスの約束2008セトリ

いろいろあった2008年。小田さんは3年ぶりのツアー。日本全国を回りました。迎えてくれたのは温かい拍手と、四季折々の風景。改めて、今の自分と今の日本を知るためでした。今日は感謝の気持ちを、全国の皆さんへ。

こころ

愛を止めないで


始めは座っていた観客も歌が終わるころには総立ちでした。

どーも~!皆さんが立ち上がった時、嬉しくなってしまいました、すいません…今年の春から『今日もどこかで』というタイトルで3年ぶりに全国ツアーをやりました。その『今日もどこかで』。これがクリスマスの約束へやってまいりました~

最後まで楽しんでください!

御当地紀行 総集編

13年前、ソロになってから3年のツアーがスタートした直後、三重県の四日市に行ったときに、自分は確かにその君たちの住む街へ来たぞ!という気持ちをもっと強く共有できないかと考え、思い立って、地元の人たちにお馴染みの場所へ、ぶらぶらっと出かけて行って撮影をして、それを本番のステージで映写してみました。これがお客さんにもスタッフにもバカ受けでした。この日から、僕のツアーで「御当地紀行」は圧倒的に重要な位置を示すようになりました。

御当地紀行は、回を重なるうちにどんどんエスカレートして、路上ライブをやったり、絵を描いたり、それがかえって時間的にも体力的にもかなり負担になったこともありました。でも、やって本当に良かったと思います。何より、たくさんの出会いと風景が思い出になって残りました。

それでは、早速ですが、今回のツアーの御当地紀行の総集編の一部をご覧頂きたいと思います。

御当地紀行のVTRが流れます。

  • 富士山(静岡)
  • 浜松市楽器博物館
  • 善光寺(長野市)
  • 三ツ石神社(岩手県盛岡市)
  • かしいかえん(福岡市)
  • 江ノ島(神奈川県藤沢市)サザンの桑田佳祐さんの縄ばり…だそうです
  • リトルワールド(愛知県犬山市)
  • 小岩井農場 (岩手県岩手郡)NHK朝ドラ「どんと晴れ」のロケ地 一本桜

などなど

ステージの映像にもどります。

たしかなこと

さよなら


MC

御当地紀行をやっていると、楽しい触れ合いもたくさんある反面、嫌でも日本の政治や経済、そして地方自治が今どんなことになっているか、自然と見えてきます。そんなことは予想もしてませんでした。それまで、からかい半分で言っていたことも、迂闊にコメント出来なくなっていったのであります。

再び御当地紀行のVTR。

この国の空を見て、改めて感じること。歴史、自然。

  • 菅沼合掌造り集落(富山県南砺市)
  • 釧路湿原国立公園(北海道釧路市)
  • 出雲大社(島根県出雲市)
  • 伊勢神宮(三重県伊勢市)

素晴らしい風景に感動しておられました。

でも、この国の今の現実も目に入ってきます。

人気のない商店街にご自分の曲だけが鳴り響いている様子や、閑散としたシャッター街と化した商店街が多い中、シャッターを閉めずに頑張っている商店街にエールを送ったり、今年いっぱいで閉園となる遊園地を惜しむ様子が映し出されます。

  • 伊丹十三記念館(愛媛県松山市)

ラッパになった傘を畳むのに四苦八苦しながら、奥様の宮本信子さんに迎えられます。

人に影響されたりっていうのは、ほとんど無いんですけど、実は伊丹さんには多分あちこち影響されている部分があるように思います。それくらい好きでした。ここにきて、感慨深いものがありまして、ぜひともお会いしたかったなと、未だにそんな風に思う訳であります。(ご当地VTRの中でのコメント)

ステージに戻ります。

これからやる曲は、やはりずいぶん昔の曲ですけれども、若い人たちが最近になって取り上げてくれたり、でも、本来、埋もれてしまってもおかしくないような曲でした。この曲を書いた頃、このままでは日本はきっとダメになると、いつも思っていました。その不安な気持ちを歌にして書きました。

生まれ来る子供たちのために

言葉にできない

ラブ・ストーリーは突然に


ハンドマイクに持ち替えて、客席を回り、サビの部分でマイクを向けます。

再び御当地紀行のVTR

  • 大阪の”くいだおれ”の人形と
  • 鴨川(京都)
  • 嫌がる子供や、ババア軍団などなど

稲ピーさんとお二人でギターを。

オフコース(が制作した)の2枚目のシングル。

もう歌は作れない

昔のシングル曲のメドレー。

夏の終り

眠れぬ夜

やさしさにさようなら

between the word & the heart-言葉と心-


唯一のゲスト登場

この回の唯一のゲストは、佐橋佳幸さんと松たか子さんご夫妻でした。

2007年にご結婚されてから、報道の前には出たことがなかったらしいですが、小田さん、いろいろと質問をぶつけていました。要約するとこんな感じです。

「俺に曲書けって言ったけど、どんな感じの曲を期待していたのか?」

  • 5年前に小田さんが松さんをプロディースしたほんとの気持ちは、佐橋さんが小田さんにお願いして実現したもの
  • 佐橋さんはいつも小田さんのレコーディングでギターを弾いていて、小田さんの曲が松さんの声と交わればいいな…という想いを持っていて、そんな夢が叶ったら…と直接お願いしに行った
  • 小田さんにお願いをしに行く前に、松さんに確認をしたら「ええ!?」となったそうだが、当の松さんは当時のことをよく覚えていないそうで、非現実的な話でまさか叶うとは思っておらず、ここにいるのも、夢か悪夢のような気がしている(ものすごく緊張している感じでした)

「音楽家の彼と出会って、彼の音楽をどう言う風に思ったのか?」

  • 一緒に音楽をやらせてもらって、分からないことなどを素直に聞けるプロディーサーだった。音楽に対しても真面目で、周りの人をヨシ!と思わせるオーラがある。

「今回披露する『おやすみ』という曲についての制作秘話」

  • 去年、松さんが10周年のアルバムを制作した。
  • その時に「彼女にふさわしい曲を見つけて、それをプロデュースして欲しい」と佐橋さんが小田さんにお願いに行った。
  • 小田さんは『夢で逢いましょう』という曲を選曲したが、その当時は、ふたりが結婚秒読みのような状況だったので、こんな大事な時期にカバーをやってもらうのは何か違うな…と感じた。
  • 時間が迫っていたが、その想いをどうしても捨てきれず、その日のうちに曲を書いた。二人の会話や言葉遣いを想像しながら想いを歌にした。
  • 佐橋さんはEメールで曲を受け取って、聴いた瞬間感激したそうで、その時のことは一生忘れないそう。(小田さんから松さんに曲を渡したシーンはLIFE-SIZE2007に映像がありました)

小田さんが、松さんのお父さんである松本幸四郎さんにお会いした時に「あの『おやすみ』っていう曲はいいですね」と言われて嬉しかったそうです。

この曲は、小田さんからお二人への、結婚のプレゼントだったんですね。

おやすみ


CM明け。

ドーム公演で自転車で走る映像が映し出されます。

ツアーの最後に、ファイナルということでドームでライブをやりましたが、コンサートの5日ほど前、幕張メッセで最終リハをやっていて、自転車で走るところで調子に乗って飛ばして、思いっきりひっくり返って、脚の付け根をしこたま打ちました。そしてそのまま病院へ行きました。で、せっかくスタッフが思い切り走らせてあげようと、今までで一番長い花道を作ってくれたのに、走るどころか、マジで足を引きずって歩くような羽目になりました。神様に「お前、調子に乗ってんじゃないよ」と、コツンとやられたんだと反省するに至りました。大変でしたけど、みんなに温かく迎えてもらって、とても楽しくドームを終えて、ツアーを締めくくることが出来ました。どうもありがとうございました。

これから歌うツアーのテーマの歌は、レコーディングでは松さんにも、突然、その日の朝、急に来てくれない?みたいな。びっくりされたと思いますが、手伝ってくれて。今日は一緒に歌ってもらいたいと思います。

今日も どこかで


松さんとのハモ、素晴らしかったです。

佐橋さんと松さんは、小田さんと握手を交わした後、二人で手を繋いで会場を後にします。客席からはヒューヒューと声が上がっていました。最後には肩を組んで…ドッと笑いが起こります。仲良し夫婦なんですね~


この年の2008年11月に亡くなった筑紫哲也さんについて話されます。

去年のクリスマスの約束を放映した直後に、筑紫哲也さんから突然手紙をもらいまして、以前に何度か縁があって、対談したりしたことがあったんですけど、手紙を頂くほどは親しくなかったと思うんですけど、たまたま番組を見てくれて、東京で見て、東京・大阪と1日ズレて確か放送があったということだったのですが、東京で見て、たまたま次の夜も大阪で見たという、何か、とっても素敵な手紙を頂きました。たいそう感動したんですけど、きっとあのまま筑紫さんが元気だったらいつかまた二人交わって一緒に仕事が…仕事じゃなくてもいいんだけど、それを想うととても残念です。ここで一言それを言っておきたかったので…

筑紫さんもこの番組を見て感動された一人だったんですね。

これから歌う曲ですけど、この曲はこの番組から生まれた曲で、その経緯を話すと、クリスマスの約束に向けて曲を書いていたんですけど、たまたまKAT-TUNから曲を頼まれまして、そんな何曲も書けないし、この1曲で両方兼ねられないかな~なんて。という事で、ちょうどテーマをも合っていたし、別に俺がKAT-TUNの曲をクリスマスの約束で歌ってもいいんじゃない?返ってKAT-TUNが歌ってくれるし、若い人に浸透するしいいんじゃないのかと言ったら、阿部プロディーサーが激怒しまして、「KAT-TUNに曲を取られた!」って。え?俺は却っていんじゃないかと思ったけども。「あいつ怒ってんな~ヨシ!ここでこいつを見せてやろう」と思って、ま、書いた曲ですけど、ああいいうことがなければこの曲は生まれてなかったかな~と思ったりもします。この曲はいつかみんなの住んでいる空の下で、歌えたらいいなと思っていましたが、今年その願いが果たせました。僕には各地のそれぞれのみんなの想いが空に広がっているように見えたのであります!

東京の空

「来年は、どうすんだ?」という事になりますが、何だか最近は、たわいのない愛の曲が書きたいなとか、気楽なライブもいいなとか思っています。私はちょっと疲れたのでしょうか…でも、リベンジで一発走り倒さなきゃな、とも思っております。とにかく元気でみんなの前に現れられたら、それだけできっと私は満足であります。

それでは、最後の曲です。今の気持ちを素直に書きました。「さよならは言わない」。じゃ、みんな、元気で!

さよならは 言わない


CM明け。再び御当地紀行のVTRが流れます。

小田さんのところに集まってきて、サインや握手や写真撮影を求める人々とのふれあいのシーンが中心です。

BGMは「この日のこと」(番組開始当初のテーマ曲を小田さんお一人で歌っています)

そして、いつもの斉藤由貴さんのナレーションで番組は終了します。

感動をありがとうございました。

クリスマスの約束2009へ続く

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