クリスマスの約束2012のセトリと、ざっくりとした内容と、私の勝手な感想を書きたいと思います。
参考 その他の年の「クリスマスの約束」については↓にまとめております。
目次
12回目の放送「クリスマスの約束2012」はいつものメンバーと共に東北に向けて。
クリスマスの約束2012は、小田さんの好きな曲や、みんなで選曲した曲を、気の知れた委員会バンドや松さんJUJUさんと一緒に、楽しくカバーした前半と、震災後の東北に向けてのメッセージを歌に込めた感じでした。
大メドレーのような派手さはありませんでしたが、歌が心に沁みる回でした。
クリスマスの約束2012セトリ
メリークリスマス!今年で12個目になる小田さんからのクリスマスプレゼント。リボンを解けば、ほら、小田さんの歌声が…
やさしい雨
(小田和正)
どーもありがと~
続けて歌います
キラキラ
(小田和正)
途中でハンドマイクに持ち替えて、通路に突入しますが、さすがTV収録!駆け寄るお客さんはいません!お客さんがみんなニコニコです!
今年小田さんが、皆さんに届けたいものは何でしょうか。さあ、クリスマスの約束始まります!
多分BGMが2011年の「きよしこの夜」のオープニング映像。去年のとはちょっと映像が変わってて、サンタや犬がプラスされ、木がツリーになったり、「Kzumasa Oda」と書かれた看板が「クリスマスの約束」に。
東北ツアーでの「御当地紀行」のVTR
- 秋田駅、仙台駅、あおもり駅、盛岡駅、福島駅前から。
君の好きな ふるさとの街に また
あの日々が 戻ってきますように
(「その日が来るまで)の歌詞の一部がテロップで入ります)
- “なまはげ”に扮する小田さん
- 一本桜(美しく花が咲いていました)
- 大船渡屋台村
など
再び会場。
東京の空
(小田和正)
歌詞の最後を「君に Merry Xmas」に変えて歌われました。
そしてバンプ・オブ・チキンの曲で、映画ALWAYS 続・三丁目の夕日の主題歌になっていた曲を。”彼らはどうしても来られない”ということで小田さんがカバーします。
花の名
( )
今年もこの連中に手伝って欲しいと声を掛けましたら、快く手伝いに来てくれました。
スキマスイッチのお二人と、いきものがかりの水野君、スタレビ要さんがステージに登場します。
君らにとってクリスマスの約束ってどんな感じ?
特に今回は楽でしたね、いつも小田さんからものすごいハードル上げられるんだけど、わりと今回は、ね?(要さん)
(2009年、2011年の)メドレーってなんだったんだろうね?
あの緊張感、すごい高かったですよ。それに比べて今年は…僕は楽屋で前説を見てた時に、いきなり小田さん入って来て「お、じゃあ、行ってくるぞ」って。近所のオヤジが銭湯行くわけじゃないんだから(笑)あんな小田さんは初めてだよ、必ず円陣組んだり、それぐらの気合が…
円陣やったんですよ、そこで…
勝手にやってたんですよ、僕ら4人入ってないんですよ(スキマ常田君)
(寂しそうに)呼ばれてないんですよ…(水野君) 会場笑い
そういう訳で、まず1曲。いきものがかりの「風が吹いている」をやります。
合図もなしにいきなり小田さんが曲を歌い始め、みんなズッコケます。小田さん、4人に責められてました。
風が吹いている
(いきものがかり)
小田さんのソロから始まりました。
いきものがかりのバージョンは紅白でもやることになってますから、そっちで。こうして、委員会バンド(2009年大メドレーの為に発足した小委員会)のレパートリーもどんどん増えてきて、委員会バンドのライブやりたいねみたいな。
世代を超えた、歳の差バンドですよ、これは!
いよいよスマップです。残念ながら踊りませんが、やりたいと思います。
大橋君が、目いっぱいみんなでカッコつけて、ハンドマイクでやろうと提案。お客さんにも手拍子ではなく、スナッピング(指鳴らし)をするよう要さんがお願いします。
らいおんハート(SMAP)
キーボードの常田君以外は、珍しく皆さん楽器なしでハモらせてました。
いや~楽しいね!ぜひとも「委員会バンド」のライブを、俺が元気なうちに(大笑い)実現したいと思います!
委員会バンド退場。
続いては、JUJUさんと、松たか子さんが登場。
2人ともクリスマスは好きですか?
我が家では、クリスマスはそんなに盛り上がらないでおこう…みたいな。(松さん)
うちは大盛り上がりです。クリスマス!クリスマスになると、11月の終りぐらいから、もみの木の生木を買ってきて、クリスマスツリーの飾りつけをして。(JUJUさん)
小田さんはご自宅では?
ご自宅?もうそんなことはしねーな。去年はお通夜だったな。(笑)
そんなクリスマスの話をしながら、我々は「夏祭り」をします。この曲は僕は聴いた時からなんか素直でストレートでいい曲だなと思ってました。何年か前に、八景島シーパラダイスで夏に花火のイベントががあるんですけど、この曲に合わせて花火がドンドンと上がりまして、自分の曲でもないのに、えらく嬉しくなっちゃって。それではあいさつ代わりに、ジッタリンジンの「夏祭り」をやりたいと思います。
夏祭り
(ジッタリンジン)
次の曲に行く前に、「なんか面白い話は無いですか?」とお二人に振ります。
私はもう、トーク番組の司会なんか絶対向いてないですね!自分が聞いといて答えを聞いてないというケースが多いんですね、私。酷いんですよ(会場笑い)聞いた時点でもう終了しちゃうんだね、意識が。あ、聞いた聞いたって。
そのことには、最近気付かれたんですか?(松さんから的確な質問が!)小田さんも会場も大笑い
君、何となく気づいてた?
いや…あの…すごく小田さんの視線を感じるのに、何か孤独感…というか、心、ここにあらず的な。でも慣れました!
レコーディング一緒にしたしね。
はい
・・・
終わっちゃった!
それではまた夏の歌なんですよ!「夏に恋する女たち」83年のTBSのドラマの主題曲で、大貫妙子さんが曲書いて歌って、坂本龍一君がプロデュースした曲。2人のユニゾンでやりたいと思いまして。
夏に恋する女たち(大貫妙子)
続いての曲も3人で。
このキリンジの「エイリアンズ」。これがね、ハマりましてね、私。初めて聞いた時に、中に出てくる景色が、これなんか俺がよく通る埼玉の景色に似てるなーみたいな。そいで、後でスタッフが調べたら、何と、埼玉の坂戸市出身のキリンジ!私は思わずほくそ笑んでしまいましたけど。何か、自分の知ってる景色が歌になったりすると、何か、ちょっと嬉しかったり。JUJUもエイリアンズ、カバーしたんでしょ?
ライブで一度。
そん時にキリンジが見に来たって?
はい。弟さんの方が。
松も好きだってエイリアンズ。知ってた?
好きです
どんな人たち?
え?あの…(困った顔の松さん)
こういう曲を書く人はどいう人かなーと思って。
ま、ちょっと不思議な人たち。何か、あたまん中が文学的なような数学的なような感じですかね?
それ、両方とも当たってるよね。僕はそもそもシュールってのはあんまり得意じゃないんだけど、この曲、結構シュールだけどとっても好きですね。
エイリアンズ(キリンジ)
松さんとJUJUさんが退場します。
ゲスト:綾香の登場
本日最後のゲスト、綾香さんの登場です。
2009の武道館で一緒に歌わせてもらった「たしかなこと」をもう一度歌いたいと綾香さんからリクエストがあったのだとか。
これが綾香さんです。僕は何て呼んだらいいですかね?
綾香で。
呼び捨てで?まあ、な。40ぐらいは違うからな。(笑)そうそう、前前回のツアーで大阪行った時に、見に来てくれて。楽屋で。その後に、武道館で何かのイベントのなんか…
来てくださって…
それくらいの仲ですね。それなのに今日は快く来てくださって。
光栄です。楽しみに来ました。
僕はニュースなんかよく見る訳ですよ。大体、夜のニュースは、あちこちを掛けまして、全部見るもんですから、毎日のようにこの歌聞かせてもらってます。別のチャンネルですけども。この曲に関して一言。
テーマとしては、”自分の思い描く未来っていうのを強く思うってことで、未来までたどり着ける”っていう、そういう想いで書きました。小田さんと歌えて、もう光栄です!
ツヨク想う
(綾香)
綾香さんの歌、はじめてじっくり聞きましたが、とっても艶のある声ですね。後半のハモりがきれいでした。
もう1曲をおふたりで。彼女が歌いたいと言ってくれたそうです。
たしかなこと(小田和正)
2016年の宇多田ヒカルさんもこの曲を選曲されてましたが、アーティストが一緒に歌いたくなる曲みたいですね。
綾香さんとの共演が終わります。
去年、断られたにもかかわらず、今年もこの曲をどうしても一緒にやりたいから!と声を掛けました。財津和夫君でした。今年も断られました…
会場のスクリーンには、過去の野外ライブで共演した時の写真が写ります。
写真じゃなくて、「財津君です」って紹介できたらどんなに良かったんですけど、その代わりに、みんなには見せてあげないけど、とってもやさしい素敵な手紙をもらいました。僕は胸がいっぱいになって、とっても励まされました。今日はその曲を一人でやりたいと思います。財津君が作った名曲です。
夕陽を追いかけて
(チューリップ)
(東日本大)震災の時、「歌なんか歌っても何の力にもならないんじゃないか」、「それを歌っても聴きたい人なんか誰もいないんじゃないか」「歌って一体何だったんだろう…」みたいに思った時もありましたけど、だんだん時間が経つにつれて、出来ることがあるかもしれない、何か伝わる気持ちがあるかもしれないと思い始めて、もし次にツアーをやるようなことになったら、コンサートの1曲目にこの曲をやろうと、そう言う風に思った曲をやりたいと思います。「明日」。
明日
(小田和正)
どうもありがとう。そして今年に入ってから、ようやく延期になっていた東北のツアーに行ってきました。その時に書いた曲。「その日が来るまで」やります。
その日が来るまで
(小田和正)
それではここで、JUJUと松さんに手伝ってもらって、もう1曲やりたいと思います。
JUJUさんと松さんが再び登場。
大変だったですけど、やっぱり終わっていくと何か寂しさが込み合えて来ます。それじゃ、「虹の向こうにどんな夢も敵う場所がある、鳥たちが、あの虹を飛んでいけるなら、私だって飛んで行けるに違いない」という「オーバーザレインボー」という曲をみんなの幸せを祈って、歌いたいと思います。
Over the Rainbow
再び小田さんお一人でギター1本で。
本当にどうもありがとう。この曲をやり切る自信があんまり無いんですけど、何とかやってみたいと思います。「君のこと」
君のこと
(小田和正)
ジーンときちゃいました。元オフコースのヤスさんへのメッセージだという噂?の曲ですが、真相はわかりませんが、大好きな曲の一つです。
クリ約でも歌ってたんですね。
終了後の小田さんへのインタビュー
BGMは「夕陽を追いかけて(チューリップ)」
そんなこと言ってもしゃーねーけど、ここ1、2年で記憶力は低下したりしてるから、覚える自信がなかなかないから、それとの闘いだったな。ただ、まあ、それがもし良かったとしても、レパートリーのこととか…不安との闘いだよね、本当にこれでいいだろうかって。で、全部に屁理屈付ける必要はないんだけど、これで理屈は通ってるんだろうかってっていう。お前もそうだし俺もそうだし、ちょっとやっぱりそういう所あるから、通ってないと不安になるっていう。それとの闘いだったけど、何か、まあ、途中から通ったなーっていう。で、拍手がとっても長かったから…
とにかく今年の、まあ、これで良かったんだっていうものを作り上げてからしか考えられないね(来年のことかな?)
小田さんが今年あなたに届けたかったもの、受け取って頂けましたか?歌が持つ、優しさ、強さ、そして、あっという間に一つになれる大きな力。小田さんは来年に向けてもう歩き出しています。さあ、皆さんも一緒に。
おしまい!
最後のインタビューでちょっと弱気なことをおっしゃてましたが、この年の小田さんは、尖がったのが消えて、いつもより優しく見えました。