昨夜、TBSテレビで放送されていた『水トク!マサカの映像グランプリ【ささいな事が天国と地獄の分かれ道SP】』という番組をたまたま見ていたのですが、この中のご近所トラブルの話を観て、私も夫もTVから目が離せなくなりました。
実は、うちの親せきの近所に、近隣住民に対して嫌がらせをしたり、難癖を付ける輩がいて、裁判沙汰にまで発展しているからです…
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目次
TVで放送されていた近所トラブルから発展した殺人事件
その番組で紹介されていたのは、アメリカのカルフォルニア州で起こった事件でしたが、レモンの木に集まる「鳥の鳴き声」が好きな男と嫌いな男が、隣り同士で暮らしていたことで起こったご近所トラブルが15年も続いた挙句、最終的には片方が銃を持ち出し、相手を撃って死亡させるという結末を迎えたのでした。
鳥が好きな人にとってはその鳴き声は癒しとなるけれど、嫌いな人にとってはうるさくて煩わしいだけの存在です。
鳥嫌いの男は鳥を追い払おうと爆竹を使い、その様子を見た鳥好きな男は「可哀そう」と言った。
ここまでなら「隣人は自分とは趣味が違う、気の合わない相手」ということで終わったのでしょうが、その後、「可哀そう」と言った方の男の家に卵が投げつけられ、その犯人は隣人だ!と決めつけたことで、15年もの間、嫌がらせの報復合戦というご近所トラブルに発展したのでした。
嫌がらせを行っていたのが本人たちなのか第三者なのかは、はっきりと描かれてはいませんでしたが、ともかく、どちらも引かない性格だったことが、トラブルを大きく発展させたようなのです。
あぁ、どこかで聞いた話・・・
嫌がらせの報復と警察への通報を互いに繰り返す日々
虫の好かない相手というのはどこの世界でもいるものですし、赤の他人同士なのだから、感覚や趣味が違って当たり前!
そういう人とは出来るだけ関わらないように距離を保つことで、トラブルを避けられることもあるのに、わざわざ距離を詰めようとする人って、いるんですよね…(*_*;
うちの親戚も黙っていられないタチのようで、些細なことにお互い難癖をつけるようになりました!
- 車の音がうるさい!
- 日曜大工の音がうるさい!
- ちょっと触っただけなのに「暴力を受けた!」
- ほんの少しの時間、来客が前の道路に駐車しただけでも「いつも道路に駐車して迷惑だ!」
- 防犯カメラの向きがおかしい
など、もう数えきれないくらい…
嫌がらせの報復を繰り返していると、互いに警察へ通報し合う訳で、TVの人もそうでしたが、うちの親戚の場合もしょっちゅう警察がやってくるため、近所の人も親戚も友人も誰も寄り付かなくなるわけです。
いつか殺人事件にまで発展するんじゃないか…という心配から、周りが転居を勧めてみるも、「なんで俺が出ていかないと行けないんだ!出ていくのは相手の方だろ!」の一点張り。
逃げたら負けだと思っているようで…
それに、互いが一戸建ての持ち家のため、賃貸住まいのように簡単に引っ越しができないということも理由です。
最初に仕掛けてきたのは確かに相手側だったはずなのですが、報復を繰り返してしまったことで、困ったことに「同等の輩」だと警察や近所から思われるようになってしまいました。
ここまでこじれたら、もうどちらかが出ていくしか道はないと思うのですが、そこから出ようとしない…
残り少ない人生を(高齢の男性なので)もっと穏やかに有意義に過ごしたいと思わないのかと不思議でなりませんが、残りの人生を賭けて意地を通しているという感じなのです…
裁判を嫌がらせの手段として利用する輩
警察では解決できないご近所トラブル
些細な嫌がらせを報復して警察を呼び合う、という状態がすでに3年くらい続いているでしょうか。
始めは町内会に相談して議題にしてもらったり、民生委員に相談したりしましたが、間には入ってくれても解決には至りませんでした。なんせ相手は話し合いの席を設けても平気で欠席するし、訳の分からないことをわめき散らしたりで、まともな話し合いにならないのです。
110番すれば警察は来てはくれますが、誰かを傷つけたり物を壊すなどして刑事事件にでも発展すれば、連行されたり逮捕されるのでしょうが、民事の範囲ですとその場で事情聴取をして注意することしかしません。
普通のまともな人なら、家に警察が来て注意されれば今後は控えるものですが、だんだん警察にも慣れてしまって全く効果はありませんでした。
法テラスや、市町村の定期無料相談会を利用して弁護士さんにも相談に行きましたが、大して慰謝料も取れないせいか本気で助けてはくれません。
降りかかる火の粉を払うためには、結局は自分で対処するしかないのです。
結局ご近所トラブルは、「我慢するか or 出ていくか」の、究極の選択なのです。
本当に厄介な問題だと感じました。
迷惑を掛けられた方が逆に訴えられる!?
揉め事を嫌う近所の人たちは、解決が望めないことを知ると、小さな子供がいる家から徐々にポツリポツリと引っ越して行き、近隣に空き家が目立つようになりました。
うちの親戚もこのタイミングで引っ越すか、諦めて大人しくしていればよかったのに、意地になってしまったために標的にされ、何故か裁判で訴えられてしまいました!
最初に迷惑を掛けられたのはこちらの方なのに、何で訴えられるの?って感じですが、相手は「裁判所に訴えることで相手を苦しめるという嫌がらせ」に出たのです。
裁判所に訴えるという行為は、費用の問題もあるし、とても敷居が高くて大変そうなイメージですが、素人でも簡単に3000円くらいの費用を払えば訴えを起こせるのだそうです。
何も弁護士を頼らなくても、自分で書類を書けばいいのだとか。
訴えられてしまったら無視するわけにもいかず、それに応える必要がありますから、あれこれ証拠や書類を用意したり、手間と多少の費用は掛かりますが仕方がありません。
訴えられるなんて親戚内でも初めてのことですから、不安で、初回は弁護士さんに相談したり書類を作ってもらい、その費用も掛かりました。
それなのに!
相手は裁判に現れなかったのです!
自分が訴えを起こしたのに、です!
え~~?何で?
当然、相手の訴えは却下されたのですが、ここからがびっくりしたところ!
この判決の後、すぐに再度訴えを起こしてきたのです(;´Д`)
その後の裁判でも、来たり来なかったり、提出を求められている証拠を期限になっても提出しなかったりと、のらりくらりと適当な対応を行っていたのですが、だんだん相手の意図が分かってきました!
相手は、裁判に勝つために訴えを起こしている訳ではなく、裁判沙汰にして相手にダメージを与えているのだと!
恐らくこれは、裁判を使って相手を苦しめる「嫌がらせ」なのです。
こんなことが許されるのか!?と唖然としました。
問題の白黒決着をつけるためではなく、嫌がらせの延長として裁判を利用するなんて、常識のある大人がすることではないと思うのですが、裁判所側も訴えを起こされた以上は無視はできず、通常通り対処しなければならないそうで…
訴える側ならともかく、訴えられることって社会的なイメージが悪くなりますし、これに疲れて転居するのか、まだまだ戦い続けるのか…どうなるのか先は見えません…
現在も、相手の訴えを退けてもらうために、こちらは真面目に裁判所から言われた証拠や書類を提出したり、裁判所に呼ばれた日には渋々出頭しているような状態ですが、相手が訴えを起こせるということは、うちの親戚側も訴えを起こそうと思えば起こせる訳ですが、親戚は高齢ですから、周りは「いい歳して輩と同じことしてはいけない!」と反対しています。
くだらないことで疲弊して死期を早めるより、多少費用が掛かっても老人の施設などに引っ越し、煩わしさから解放されて、心機一転、新天地で余生を過ごす方が良いのでは?というのが私の考えですが、この諍いが生きる原動力になっているようにも見えますし、私とは血縁関係のない他人ですから、親戚とは言えそっと見守るしかない立場なのです。
TVのように殺人事件に発展することだけは避けてもらいたいので、どちらかが折れて引っ越すなど、何とか不幸から抜け出してほしいと願うばかりです。
ご近所トラブル、本当に厄介です…
くだらない記事を最後までお読みいただきありがとうございました