クリスマスの約束2005のセトリと、ざっくりとした内容と、私の勝手な感想を書きたいと思います。
参考 その他の年の「クリスマスの約束」については↓にまとめております。
目次
5回目の放送「クリスマスの約束2005」は、さいたまスーパーアリーナでの公開ライブ映像
2004(レギュラー番組 風のようにうたが流れていた)で完結したかと思われた「クリスマスの約束」は、この年も放送されました。
5年ぶりのオリジナルアルバム「そうかな」を発表され、オリコンチャート1位を獲得。そして小田さんはツアーに出られました。
クリスマスの約束2005は、そのツアーの内容をベースにしたライブをさいたまスーパーアリーナで行って撮影されたのだとか。
クリスマスの約束2005セトリ
クリスマスの約束2005は、ライブの休憩時間に放送される、各地で撮影したVTR『ご当地紀行』の冒頭のあいさつからスタートしました。
- やってまいりました!福岡空港です!
- やってまいりました、青森空港は、思いの外涼しいです!
- やってまいりました!横浜みなとみらいは、夏真っ盛りであります!
・・・
- そして、やってまいりました、木の葉舞い散る埼玉はスーパーアリーナです!
さいたまスーパーアリーナの会場が映ります。
ツアーのオープニングアニメ画像が流れ、それが次第に「クリスマスの約束”大好きな君に”」のオープニングアニメーションに移り変わり、そして、たまアリのステージが映り・・・
小田さんがステージが始まります!
まっ白
(小田和正)
今、TVを見てくれている皆さんへ、小田さんから伝言があります。
「1年て早いものですね、またこの季節がやってきました。これまで4年続けてきたクリスマスの約束。たくさん、手紙やメールをもらうようになりました。
「この日だけは、早めに家事を終え、夫婦二人で見ています」
「今では家族そろってTVを見ることなんて無くなってたのに、1年に1回だけ特別な日です。両親との距離が少し近くなります」
いろんな人たちが僕の歌を聞いていてくれたんだな。そう思ったら、何だかそんな全国のみんなに、会いに行きたくなりました、一緒に歌いたくなりました。そして、久しぶり今年、ツアーに出ることにしました。
驚いたのは、会場に来てくれたお客さんが、今までとは随分違うことでした。僕と同世代の男の人、もっと年上の人生の先輩も来てくれていました。それと、僕の昔のことなんて多分知らない、若い女の子たち。とても嬉しい反面、新しいお客さんにはプレッシャーも感じました。新鮮でした。
そこで、今年のクリスマスの約束ですが、もっと、もっと、みんなの近くに行きたい!今回、足を運べなかった街にも、僕の歌を聴いている人がいるかもしれない、そんな想いを伝えられればと思い、今回の企画になりました。
年甲斐もなく、張り切りすぎてしまったかもわかりません。でも、とっても幸せな時間を共有することが出来ました。 小田和正」
さあ、1年に1度だけの「クリスマスの約束”大好きな君に”」。心を温かくしてくれる時間です。
ラブ・ストーリーは突然に(小田和正)
ハーハー、ゼイゼイしてました。
さよなら(オフコース)
ようやく、心拍数が回復してきましたよね~もう、どうなることかと思いましたね~まあ、良く手紙なんかもらったりしてね、「あんなに走らないでいいんじゃないですか」とか「どうしてこうまでして走るんだ」とか、「そんなゼイゼイしないで歌を聞かせてくれ」みたいな、そういう嫌な奴もいるんですけど(笑)こっちは別に走ってあげてるわけじゃなくて、走りたくて走ってるんだからね、もうしょうがないんだ…(会場笑い)
ピアノに座ります。
Let It Be(ザ・ビートルズ)
小田さんのインタビューシーン
「走ることに意味はあるんですか?」という質問に対して
一生懸命ってことを・・・、踊りもできないし、ストレートに伝えるのは走るってことだな、って思う訳で・・・
CM明け。
小田さんと稲ピーさんのアコギと、栗尾さんのアコーディオンでの演奏。
眠れぬ夜(オフコース)
ツアーのゲスト出演ダイジェストVTR
今回のツアーの様子をまとめたVTRが流れます。
7月6日日本武道館 故ムッシュかまやつさんがゲスト
9月22日日本武道館 松たか子さんがゲスト
松さんのお姉さんとお兄さん(5つ違いの市川染五郎さん)がオフコースの大ファンで、その頃の武道館のコンサートもお二人でチケット取って見に来ていたそうですが、松さんはまだ小学校か幼稚園だったそうです。(会場ザワザワ)
10月13日沖縄コンベンション劇場 スタレビ 根本要さんがゲスト
小田さんが沖縄でコンサートをするのが1987年以来だというお話
- 銀座カンカン娘
12月6日日本武道館 ゆずがゲスト
「この間、お酒の席で、小田さんと一緒になりまして、ライブ遊びに行きます!って言ったら、じゃあ出ろ!と言われまして…こうやって出させてもらってます、ありがとうございます!」と北川さん
8月28日 名古屋港オープン・エア・パーク 財津和夫さんがゲスト
ステージに向かって、「いつも小田がお世話になっております」と財津さん
- 青春の影(財津さんへの感謝のメッセージを替え歌にして)
12月20日 名古屋レインボーホール 星野仙一さんがゲスト
ふたり抱き合って、最後には固い握手と、星野さんが小田さんの手にチュー。23~4年以上前からのお付き合いだそうです。
「俺、上で見ててさ、羨ましいな~、こいつ、まだ現役でやってるよ、そいでみんなを一体感にさせてるでしょ?頑張れよな」
12月7日 日本武道館 スキマスイッチがゲスト
「私も未体験の紅白に出場します!スキマスイッチです!君らはデビューしてどのくらい?」
「2年半ですかね、もうすぐ3年になります」
「それでもう紅白に?紅白大変だよ?知らないけどさー(笑)紅白ってものに対して、偏見は無いんだな?」
「もちろんないです!」
「俺なんて偏見だらけだからね~」
TBSとの打ち合わせシーン
本番当日、最終曲目を決める打ち合わせシーンが映ります
今年もいろいろありました。小田さんが伝えたい曲、番組サイドが求める曲、ギリギリまで。
クリスマスの曲をめぐって、小田さんと阿部プロヂューサーさんがぶつかった話をされます
- 昨日のリハーサルで、「あの曲はウケません!チャンネル変えられます」「もっとみんなが聴きたいのは、知ってる曲です。その曲は100万人の内の3人しか知りません」と言われ、「きよしこの夜とか、もろびとこぞりて」を勧められたそう。
- 結構いいと思って歌ってたのに、「ウケません」って言われると一瞬怯んだ
- 「きよしこの夜」はいい歌だけど、ど真ん中過ぎて面白くもなんともないという気がしたので、この曲をやることに決めた
編集権を握ってるのはあいつなんで、これが当日OAされるか知りませんが、私は意地でもこれをやることに決めました。阿部に勝つ!というそれだけの執念でやりたいと思います(会場笑い)
O Come All Ye Faithful
こんな風に僕たちは、キリスト教の行事なんてことを全くお構いなしにクリスマスソングを聞いたりしてロマンチックな気分に浸ったりしてするわけです。でも、いつの時もそんな景色の向こうに、どうしても無視できない全く反対の風景が必ず浮かんできます。地球上から争いは無くなりません、これから歌う歌は、北山修さんが詩を書いています。そもそもこれは、反戦を掲げた歌ではありませんが、今日はそんな気持ちで歌ってみたいと思います。本当は彼は、一番にそのことを言いたかったのかもしれません。
戦争を知らない子供たち(ジローズ)
こども合唱団との共演
続いては、こども合唱団と一緒に。まずは代表の男の子がごあいさつ
「小田先生、皆さん、よろしくお願いします!」
いつもこれで始まるんだよ、大丈夫か?ゆったり歌おうな?(子供らを気遣う小田さん。たまアリの超満員の会場で、子供たちはさぞや緊張したことでしょう)
神様とは言いませんけれど、何か、そんな存在がここにいてくれたらいいな、って思ってしまう時、皆さん、ないでしょうか?ずっと昔、「今こそ、どっか高いところから、僕らを見ていてくれないかな、そうじゃないと本当に困ったことになる」と若い頃はそんな風に考えるものですけど、僕がそう言う風に思っていた頃、この曲を書きました。
つい先だって、桜井君たちが歌ってくれて、(シングライクトーキングの佐藤)竹善も取り上げてくれましたけど、後輩たちにこんな歌が伝わっていくことがとてもうれしいです。その曲をやってみたいと思います。
生まれ来る子供たちのために(オフコース)
CM開け。
「言葉にできない」の後の明治安田生命のCM曲としてこの曲を力んで作った話。
たしかなこと(小田和正)
御当地紀行
休憩中、埼玉県大宮駅前で撮影した御当地紀行が流れます
「大好きに君に」全国ご当地紀行ダイジェスト、早速ご覧頂きたいと思います。
- 小樽駅で、石原裕次郎さんの看板と一緒に
- 宮城球場(この時はフルキャストスタジアムだった)にて、楽天イーグルスの選手のサインをもらうつもりで準備していたファンが、小田さんに色紙を差し出してサインをお願いするのに対して「これ、お前、選手にもらうんじゃないの?」。ずらーっとサインの列が並びます。
- 大阪 万博おもしろ自転車広場
- 鎌倉 鶴岡八幡宮 雨の中、ババア軍団に握手をせがまれる
- 青森県 八甲田ロープウェイ山頂公園駅 ここでもババア軍団に「ハイ、チーズ」
- 鳥取県 水木しげるロード
などなど
後半戦のスタートです。
Yes-No(オフコース)
キラキラ(小田和正)
YES-YES-YES
(オフコース)
ここでこの日のゲスト、中居正広さんの舞台裏に到着した様子がチラッと映ります!
明日(小田和正)
合唱団の子供達が再び登場。
言葉にできない(オフコース)
ここで一度舞台から下がります
ゲストの中居正広さん登場
いっぱい走りました、声の限り歌いました、でも、コンサートのクライマックスはまだまだこれからです。舞台の隅でずっとあの人が待っていてくれました。間もなくです、TVの前の皆さんも一緒に歌ってください。
そして、緊張した中居さんが映ります。
小田さんが再び舞台へ
さて、今日は間に合わないかなと思っていたゲストが、ようやく到着しました。こんなゲスト、紹介するってのも、僕のこれからの一生の中で、まあ、無いんじゃないかって。なかなか、というか、想像を遥かに超えた、異色のゲストです。でも私はみんなが喜んでくれるだろう、暖かく迎えてくれるだろうという事は、確信しております、中居正広です!(会場キャーキャー)
中居さん登場!小田さんと抱き合います。
そして中居さんは恐縮した様子で話されます。
「僕は申し訳ないんですけど、歌手じゃないですよ。ホントにすみません。小田さんにこう言う風に言うの申し訳ないんですけど、『ミディアム歌手』みたいな(会場笑い)」
何だよそれ?
「何ですかね、正直申し上げますと、あまり、歌ったことがないんです(笑)」
自分が歌えないとか歌手じゃないとか、言わせるつもりはなかったんだけどね、言っちゃったから仕方ないけどね、いやいや。頑張れよ!(笑)
「すごく呼んでくださったのは光栄なんですけど、何で僕のことを呼んでくれたのかなっていう、興味もすごくあるんですが?」
それはね、話すと長いんだ。君を呼んだ理由は、多分、半年か1年くらいしたら分かると思うんだな、それは端折ろう!
「いや、僕、昨日寝付けなかったんですけど、僕、半年間、ずっと寝付けないんですか?眠れぬ夜ですよ、わーお!(わー、うまいうまい、パチパチ)うまくないですよ」
夜空ノムコウ
(SMAP)
そして大きな拍手の中、中居さんは退場されます。
このツアーのタイトルになってる曲をやります。きっと、みんなのことかな。「大好きな君に」
大好きな君に(小田和正)
という訳で、最後のこのひと時を、一緒に歌ってお別れできればうれしいと思います、また、いつか、会える日を楽しみにしています。
たしかなこと(小田和正)
そしてステージが終わります。
小田さんの終了後のインタビュー
小田さん、満足のいくステージでしたか?聞かせてください、今の気持ち。
いや、まあ、もっとうまくできたとこいっぱいあったから、それが、まあ、心残りではあるけど、ま、一生懸命頑張って。
「飽きさせない感じでしたが?」と阿部プロデューサー
何回も挫けかかったな~、くそ!だらしねーな―と思いながら…2曲目で走ったやつが、思いの他、来ちゃったんだよね、酸素が足らない状態が。でも、あのスピードで走りたかったんだし、まあ、しょうがないかと思うし。ドラマがあったなぁ…
小田さん、もっと熱いドラマを作りましょう、みんな待ってますよ、来年も!
おしまい!