初心者向けのマネーセミナーが教えてくれたこと。「定期預金だけ」から卒業!

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お金を育てるイメージ

先日、地元のテレビ局が主催する「女性のマネーセミナー」に初めて参加したのですが、とても勉強になり、お金に対する考え方が大きく変わりました。

もっと早く勉強すればよかったと後悔・・・

ただ、この手のセミナーは、お金の貯め方や運用についての知識を伝授してくれる代わりに、個別相談会に人を集めて、保険の切り替えなどを勧めることが一番の目的のような気がします。

その証拠に、参加費が無料の上に、休憩中にケーキやコーヒーなどをサービスで付けてくれるわけですから、この世の中、タダより高いものはないのです!

しかし、保険の外交員に勧められるがまま、酷い保険に入っている人もたくさんいるので、この機会に自分の担当者以外の人にちゃんと加入中の保険を診断してもらうのは良いことだとも思います。

私の経験上、保険は知り合いから入っても、ボラれていることが多々あるので…( 一一)

保険を勧誘されないかしら??とドキドキ警戒しながらの参加でしたが、個別相談は希望者だけで、何かを強要されることもなく、無料で為になるお話を聞かせてもらえてラッキーでした。

備忘録を兼ねて記事にしたいと思います。

投資や運用に積極的になれない、臆病な私

私がこのセミナーに参加したのは、「お金を増やすこと」に興味があったからです。

2019年現在において、銀行にただお金を預けていてもほとんど増えないことは分かっていましたが、臆病者で面倒くさがりの私は、長年、地元の銀行の積立定期預金に預けっぱなしにしていました。

定期預金の利息が0.01%ですから、100万預けても100円しか利息は付かず、さらにそこから税金まで差し引かれるわけですから、今の日本で銀行に預金を預けるということは、タンス預金に毛が生えた程度だということがわかります。

何とかお金に働いてもらって増やさないと・・・、と思いながらも、損をするリスクが怖くて、何もできずにいたのです。

投資信託のちょっとの損に一喜一憂する日々・・・

実はこんな私でも、一度だけ投資信託に手を出したことがあります。

12~3年前、銀行の窓口の女性の勧めで、毎月積み立てている定期積立の一部を、投資信託に回したのです。

その頃の私は、投資信託の性質も知らずに、「多少のリスクはあるけど株のように大損はしないだろう」という軽い気持ちで契約しました。

しかし、投資信託を始めた直後から、毎月どんどん損失が出ました。

これまで、郵便局か銀行にしかお金を預けた経験がない私は、「元本が減る」という状況に耐えられなかったのです。

結局、たった半年ほどで投資信託は解約し、定期積立に戻したのですが、手数料も含めていくらか損をしてしまいました。

それ以来、「投資信託を勧めてくるのは、そっちの方があんたらの手数料が儲かるからだろ?」と、斜に構えるようにもなり、投資自体を毛嫌いするようになりました。

銀行に預けてさえおけば、絶対に減ることはないから安心!と考えていましたが、その間にどんどん金利は下がってしまい、「貯める」ことはできても、それを「増やす」ことはできずにいたのです。

「定期預金だけ」からそろそろ卒業

1.投資は短期の変動に一喜一憂しながら行うものではない

ちょっとの値動きにも敏感になってしまう私には、投資は向かない…と思っていたのですが、今回のセミナーで、積立型の投資信託は長い期間を預けて利益を出すものであって、投資とは短期の値動きに一喜一憂するものではないことを教わりました。

株や債券の価格というのは、いろんな要因で上がったり下がったりと変動があるものですが、時期によって変動が大きい年と小さい年があるので、10年、20年、30年で考えた時に損益が平均化するというものなのだとか。

1年目に損をしても、長い目で見れば上がった時期もあったかもしれないので、もしあの時、もっと勉強してこのような心構えを持って始めていたなら、多少の損が出ても慌てることなく、今頃はもう少し増えていたかもしれません。

まあ、リーマンショックもあったし、減っていたかもしれませんがwww、今となってはびびって解約してしまったことが心残りでなりません。

2.世界に目を向けると利息の高い国がある

セミナーでは、「単利」で預けた場合と「複利」で預けた場合の金利差についての説明がありました。

「単利」よりも「複利」の商品に預けるほうが、同じ金利でも増えるということは何となく知っていましたから、私の場合、毎月積み立てたお金は、(自動的に)複利のスーパー定期に1年分まとめるという商品に預けているのですが、たった0.01%の利息ではたとえ複利でも全然増えません…

私の子供の頃は金利が5%以上あって、郵便局の定期に10万円預けると、10年間くらいで15万円に増えたと母が話していました。嘘みたいですが本当の話で、貯金さえすればお金は確実に増えるという本当に夢のような時代でした・・・

↓はお金が2倍になるまでの年数を計算する法則ですが、複利の5%で15年間預ければ、確かに2倍になります。0.01%だと7200年もかかってしまいます(”Д”)

お金が2倍になるまでの年数(複利の場合):72 ÷【利率】%=【かかる年数】年

少子高齢化で日本の人口はどんどん減少し、先細りになるのは目に見えています。(近海の海底資源を取り出すことが実現化すれば!?わかりませんが…)

もう昔のような良い時代は来ないのだ…と諦めていましたが、世界に目を向ければ昔の日本のような高金利の国があることを、セミナーの講師は気付かせてくれました。

世界全体の人口は年々増加しており、特にアジアやアフリカ圏で人口が増加し、大きな成長が見込めるのだとか。

なるほど。

お金を増やすならグローバルで考える!ということは分かりました。

とはいえ、外国の銀行に口座を作ってお金を移すなんて技は、日本で暮らす私には簡単にできませんから、外貨で預金するには外貨預金を利用するのが一般的なのですが、外貨預金は円に戻す時の手数料が高いため、少額の資金で利益を出すことは難しいとのことでした。

ではどんな商品に預ければいいのか?

毎月決まった一定額を長期間積み立てることが、リスクが最も少ないそうで、具体的には積立NISAでの投資信託を勧められました。

積立NISAとは?

積立NISAは、積立投資によって得られた利益に対する税金が20年間免除される制度のことで、積立できる金額の上限は年間40万円まで。少額から始められますが、もっと増やしたい!と思っても、40万以上は利用できないルールのようです。

年間MAXの40万を20年間積み立てると総額800万円になりますが、この800万を運用して利益が出てもその分の税金がかからないのだと。

積立NISAで投資できる商品は、国の金融庁が厳選した投資信託・ETF(上場投資信託)のみが対象になっているので、得体のしれないデンジャラスなものは含まれていないそうで。

元本が保証されている訳ではないのですが、初心者でも始めやすく、嫌になったらいつでも辞められるのも安心です。

※積立NISAを始めるなら、ネット銀行・ネット証券のほうが手数料が安いのでおススメとのことでした。

3.投資はギャンブルではない

積立NISAはリスクが低いと言われても、やっぱり投資に変わりはないですし、投資信託の中身には株式も含まれているみたいですから、得をすることもあるけど、損することもあるんじゃないの?という不安はあります。

私のようなド素人は、投資と言えば株、株と言えば大儲けすることもあるけど大損することもあるギャンブル的なものを連想しますから、投資はヤバいことであり、素人が手を出してはいけないものだと思って生きてきました。

でも、私たちが納めている年金も国が運用して増やしている訳で、投資や運用は国が率先してやっていることなのだから悪いことではないし、むしろ低金利の今は、自分で積極的に運用して資産を増やしていかないと、年金も減るし、老後の生活が立ち行かなくなる!と講師は力説していました。

麻生大臣が老後2000万円問題で叩かれて引っ込めていましたが、実際はスルーできない問題なんだろうと思います。

それに、投資の中にもハイリスクなものとローリスクなものがあって、株の短期売買やFXのような、ギャンプルに近い「投機」と呼ばれるものも確かにありますが、そればかりではないので、ローリスクなものを選んでコツコツと時間をかけて積み立てれば、大きく損をすることもなくお金は育っていくのだそうです。

なるほど。

絶対に減らないからと銀行預金にしがみついている時代ではないのかもしれない…という気持ちにさせられました。

子供の頃、祖母に「貯金しなさい!」と言われて育ったけれど、いつの間にか「運用しなさい!」の時代に変わっていたようです。

4.投資は毎月(毎日)一定額を積み立てるのが良い(ドルコスト平均法)

投資は長いスパンで考えるということは分かりましたが、リーマンショックの時のように、株価や為替が暴落したら、持っている投資信託の価値も下がって大損してしまうのでは?という不安があります。

普通に考えると、買った時よりも価格が下がると損をするわけですが、毎月一定金額を使って購入し続けると、価格が低い時にはたくさん買うことができるので、ある程度の水準まで戻れば、平均化するとプラスに転じるそうなのです。

これをドルコスト平均法と呼ぶそうで、途中で価格が下がっても、焦る必要はないのだとか。

結果的に損をするとこともあるようですが、値動きにいちいち反応する必要はない!という事のようです。

へ~

5.株と債券の値動きは反対(資産の分散化)

株の価格は、景気が良いと上がり、景気が悪いと下がるのは何となく想像できますが、債券は株とは反対の値動きをする性質のものらしく、景気が良くなると金利が上昇するので債権は下がり、景気が悪くなると上がる傾向にあるのだそうです。

なので、株と債券、いずれか片方だけを保有した場合、景気によってブレが出るので、株と債券をバランスよく持つことで景気に左右されにくいそうで、さらに、株も債権も、それぞれ日本と外国のものを分散して投資することが大事なのだとか。

  • 日本株式
  • 外国株式→増やすとリスクが高まる
  • 日本債券→増やすとリスクが低くなる
  • 外国債券

株式の割合が多いものは積極型と呼ぶらしく、特に外国株式の割合が増えると積極性が増すようで、新興国株式は最もリスクがある部類に入るようです。

債権の割合が多い安定型の銘柄を選べばリスクは低いですがそれだけ儲けも少なく、積極型の銘柄を選ぶと多少のリスクはあるけれどリターンが大きいこともあって、どの銘柄にするかは自分で選択しなければなりませんが、どれを選んだらいいのかよくわからない時は、積極型か安定型かでざっくり選ぶと、勝手にバランスよく銘柄をチョイスしてくれるおまかせ機能もあるそうです。

なるほど。

おまかせにできるなら、初心者の私にでも出来るかもしれません。

資産形成に大事なのは経済に敏感になること

初心者が投資を始めるなら、

  • 長期間積立てる投資信託がおすすめで
  • 積立NISAを利用すれば20年間は税金がかからないからお得である

ということはわかりました。

また、毎月同じ金額を長期間積み立てることで、いちいち値動きに一喜一憂する必要がなく、「朝起きたら為替と株価を確認する」みたいな、毎日の経済の変化にピリピリしなくてもダイジョウブな気もします。

が、びびりの私ですから、とりあえずは、今預けている地元の銀行の0.01%の定期預金を、楽天銀行の普通預金に移動させるだけで0.1%の金利になるので、それを実行することにしました。(楽天銀行と楽天証券の口座を開設して、マネーブリッジ(口座連携)を設定する必要があります)

積立NISAについてはもう少し勉強して、天中殺が明ける来年2月以降にいろいろと始めてみようと思います。

来年はもう50歳になるので、今から投資を始めてももう遅いのかもしれませんが、今回学んだことを無駄にしないよう、少しだけ為替や世界の経済の動きにも敏感になってみようと思います。これまでの私は、あまりにも経済に鈍感で無関心でしたから…

そして「定期預金だけ」からはそろそろ卒業して、老後の資金を少しでも増やしていこうと思います。

マネーセミナーはとってもいい勉強になりました。

参考 この続きです↓

サラリーマンの夫の扶養に入っている、なんちゃって個人事業主の妻が、株式の売買取引を始めたのですが、証券口座選びにちょっと失敗してしまった...

以上、最後までお読みくださりありがとうございました<(_ _)>

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