休暇村 竹野海岸での手ぶらキャンプについての感想を書きたいと思います。
全国にある国民休暇村にはキャンプ場が併設されている施設がたくさんありますが、その中で、手ぶらでキャンプができるプランがあります。
私はこれまでに、
の手ぶらキャンプを体験しました。
手ぶらキャンプ6年目になる2017年は、お盆期間中に、休暇村 竹野海岸を利用しました。
※こちらは2017年夏の情報になりますので、変更になっている可能性もあります。休暇村竹野海岸(0796-47-1511)まで直接お問い合わせください。
参考 これまでに利用した4つの施設を比較した記事は↓のページよりご覧ください。
休暇村竹野海岸の手ぶらキャンプレビュー!プライベートビーチある!
手ぶらキャンプ期間:2020年4月4日~2020年10月17日
1日12組限定
料金:大人6,800円(税込) 小学生4,300円 幼児(4~6歳)2,800円 幼児(0~3歳)は0円
※2018年より大人と小学生が200円UP
※さらに2019年シーズンは大人が200円、小学生が100円UP
※さらに2020年シーズンは大人が600円UP、幼児が300円UP。2020年は朝食がホットサンドのプラン(大人6300円)も登場していました
肉と野菜のBBQセット ※キャベツとモヤシの量がすごかったです…あとはコンビニ風のおにぎりが一人につき1個付いていました
ホテルの天然温泉にも入れます!(18:00~20:00)
朝食はバイキング(※本館のお客様と混雑を避けるため、食事席は【ラウンジ又はテラス席】でのご用意となります。)
※こちらのキャンプ場にはAC電源や水道があるサイトもありますが、手ぶらキャンプのサイトには電源・水道はありません。水道は共同炊事場を利用します。
休暇村 竹野海岸キャンプ場のオススメポイント
1.徒歩圏内に複数の海水浴場がある
残念ながら、私たちが宿泊した日は、台風被害の復旧作業のために、キャンプ場から約徒歩5分の場所にあるプライベートビーチ「庵蛇浜」が閉鎖となっており、海水浴ができませんでした。
また、気温も低く、海には入れなかったので、実際に泳いだ感想をお伝えすることはできませんが、近くにある二つの水浴場を散歩をしてみると、洞窟のようになっているところがあって、タイミングによっては陸続きで行けそうでした。
お天気さえ良ければ、海が素晴らしくきれいらしいので、必ずリベンジしたいと思います。
休暇村 竹野海岸の海水浴場MAP
庵蛇浜
徒歩5分以内で行けます。キャンプ場からの道も整備されていて、トイレやシャワーも完備しているプライベートビーチ「庵蛇浜(あんじゃはま)」。
ビーチはそれほど広くはありませんが、右側の岩場の方に洞窟が見えました。子どもの冒険心をくすぐる場所です。
トイレの建物の裏側にありシャワー。お湯は出ないようですが無料です。
丸見えですし、砂を落とす程度のシャワーです。
小浦
小浦に出るには、庵蛇浜への道の少し上にある遊歩道を行きます。
こんな感じの細い道です。道は悪いですが、海まではすぐです。
砂利の海岸です。 マリンシューズ 必至です。
小さい子には危ないかなーという感じですが、小学校中学年~のお子さんなら、海の生き物探しや、スノーケリングが楽しめそうです。
「弁天浜」へ続く道は、けもの道
キャンプ場の駐車場のトイレ&サニタリー室の建物の横に道があって、「弁天浜・竹野浜」と書かれた立て札がありました。
弁天浜にも徒歩で行けるのかな?と、足を踏み入れてみたところ、少し進んだだけで、けもの道のようになっていました。
その場でGoogleマップを見たのですが、この道は載っておらず、ここから海に出るまでには林が続くようでしたので、びびって進むのを断念しました。(キャンプ場内の看板には弁天浜まで850mと書いてありました)
後で休暇村のスタッフさんに確認してみたところ、この山道は弁天浜まで続いていて徒歩で行けるそうですが、車が通れる道(↑のMAP)で行くよりは近いけれど、それでも15~20分ぐらいはかかるそうです。近くはないことと、道が悪いことは覚悟してください。
大浦
もう一つ、徒歩で行ける「大浦海岸」があります。休暇村のホテルの近くにある、第1展望台の方から行く道があるようです。
竹野スノーケリングセンターの近くになりますから、スノーケリングに最適な場所なのでしょう。今回は天気が悪かったので訪れませんでした。
2.テントが広い!
休暇村の「手ぶらでキャンプ」プランを利用するのは、能登千里浜、越前三国、近江八幡に続き、この施設で4ヶ所目でしたが、この竹野海岸が一番広くていいテントで、大人2人、小6、小3の子供と4人で寝ても広々でした。
あいにくの雨でしたが、ちゃんとタープもあって、濡れずに食事ができましたし、夜中もかなり降っていましたが、雨漏りする事もありませんでした。
テーブルとイスに関しては、かなり簡易的なもので、ゆったりくつろげるタイプではなかったですが、その分、荷物を運ぶのが楽でした。
3.お隣との間隔がゆったりしている
今まで行った休暇村のキャンプ場の中では、一番ゆったりとしていたように思います。
これまで行ったキャンプ場は、空いてるスペースに所狭しとテントが張られていましたが、ここは区画がかなりゆったりしているのか、あまり多くの予約を入れないのか、人気がないのかは知りませんが、お盆期間中にもかかわらず、ガラガラな印象でした。
これは私のテント付近に限ったことかもしれませんが、お隣との距離も広く取ってあり、静かなキャンプ場でした。
休暇村のホテルの方も、お盆期間の割には人が少なくて、理由を考えたら、ホテルの規模自体が小さいみたいで総部屋数が48室らしいです。
ちなみに、能登千里浜は67室、越前三国は70室、近江八幡は95室でした。
休暇村竹野海岸は、混雑期であっても、わりと人が少なくてのんびりできるような気がします。
4.コインランドリーがたくさんある
サニタリー棟に洗濯機が4台もあって、海水浴のあとに水着を洗えるのは便利です。
コインランドリーの料金は200円でした。
5.城崎温泉(きのさきおんせん)が近い
気温が低かった上に雨に降られてしまい、海水浴ができなかったため、2日間に渡り城崎温泉で外湯めぐりや足湯巡り、買い食いを楽しみました。
休暇村竹野海岸から城崎温泉へは、くねくねの山道を走らなければなりませんが、車で15分もあれば到着します。
城崎温泉は関西で1位か2位の人気を誇る温泉街で、冬は松葉蟹の宿として人気が高い温泉です。お盆期間中もかなり賑わっていました。
各旅館の内湯の他に、7つの外湯と5つの無料の足湯(夏場は4つ)があって、外湯めぐりを楽しむことができる上に、おいしいスイーツや但馬牛コロッケなどの軽食のお店が充実しているので、外湯めぐりのついでに買い食いを楽しめます。
風情のある古い温泉宿がメインストリート沿いにいくつもあり、宿泊客の女性は色浴衣で散策していて、なかなか情緒がありました。いつかは城崎の宿で宿泊してみたくなりました。
私たちは、ちょっと歩いて足湯に入って、かき氷を食べて、またちょっと歩いて但馬牛の肉まんを食べて、良さげな外湯を見つけて入って、ソフトクリームを食べて、ついでに温泉卵を食べて…という具合に、ぶらぶらと温泉街のそぞろ歩きを楽しんだのですが、これが楽しくて2日連続で訪れてしまいました。
キャンプの思い出よりも、城崎温泉での買い食いの思い出の方が心に残ってますwww
特に城崎ジェラートカフェChayaで食べた、自分で源泉に沈めて作る温泉卵がおいしくて、リピートしました。帰宅してから家で温泉卵を作ってみるのですが、絶妙な半熟加減がどうしても真似できません。
他にも色々食べましたが、お昼におけしょう鮮魚の海中苑さんで食べた焼きガニもおいしかった~!蟹は禁漁期があるので、冬だけのものなのですが、この焼きガニは通年食べられます。
城崎の別のお店でも焼きガニを食べましたが、こちらのお店の方がおいしかったです。
こちらのお店は、城崎温泉街の中に2店舗あるそうで、私たちが入った駅前店(エレベーターがあるお店)の方はガラガラだったのに、本店は外まで大行列でした。
城崎温泉にはロープウェイがあって、中腹には「温泉寺」があって、多くの人が中腹の駅で乗り降りしていました。ケーブルカーの中でも御朱印帳を眺めている人がいましたが、御朱印ブームですなぁ。。。
山頂には展望台と素敵なカフェがありました。何も注文しなくても、カフェに座ってボーっとすることが出来ますし、子供向けの公園の遊具がそこそこありました。
竹野海岸キャンプ場付近のレジャー施設
◆城崎マリンワールド
城崎温泉の他には、車で25分の所に、城崎マリンワールドという水族館がありました。アジ釣りができて、釣った味を天ぷらにして食べることが出来るのだそうです。
休暇村 竹野海岸の残念なところ
1.手ぶらキャンプはオートキャンプ場ではない
休暇村竹野海岸キャンプ場は、3つのゾーンに分かれています。
- フリーサイト(水道・AC電源付き)
- フリーサイト(水道・AC電源無し)
- オートサイト
キャンピングカーの人が利用するオートサイトもありますが、ごく一部で、キャンプ場のほとんどが、車をテント脇に駐車することができないフリーサイトになっています。
私たちが利用した手ぶらでキャンププランは、あらかじめ「フリーサイト(水道・AC電源無し)」にテントが設営されていますから、荷物は駐車場から歩いて運ぶことになります。
管理棟の前が駐車場になっていますが、そこからキャンプ場エリアに入ると、各サイトまでは階段道も多くあるので、リアカーのようなものは使えず(そんなものはなかった)、手で持っていくことになりました。
荷物の多い人はご注意ください。
2.毛布が臭い
手ぶらでキャンププランには、人数分の毛布が付いているのですが、この毛布の臭いがひどくて、眠れませんでした。どこの休暇村施設も似たような毛布を使っていましたが、ここのは特別に臭かったです。
寝具を持参するか、天気のいい日は外で干してから使用しましょう。
3.お風呂が小さい
こちらの手ぶらでキャンププランも、休暇村本館ホテルの天然温泉が入れるようになっているのですが、規模が小さいせいかお風呂が狭かったです。
露天風呂もあるにはありましたが、5人も入ればいっぱいで…内湯も1つしかありませんでした。サウナもありましたが照明が暗かったです…
女性用の洗い場は9席しかなく、キャンプ場の利用者は
- 12:00~15:00
- 18:30~20:00
に利用時間を限定されているため、20時頃の混雑はすごかったです。
どこの休暇村でもキャンプ場利用者は同じような時間指定になっていますが、ここはお風呂が小さいため、混雑具合が半端ないです。
できるだけ早めに利用するか、21時頃には親子連れがいなくなってかなり空きましたので、フロントの受付だけ20時までに済ませて、ちょっとお土産を見るなどして時間を潰して出来るだけ遅くに入った方がいいかもしれません。
4.朝食バイキングではホテル宿泊者と区別される
こちらの施設では混雑を避けるために、朝食の席は休暇村のホテル利用者とは別の場所を案内されます。
お料理は同じものが食べられるのですが、バイキングのお料理をお皿に取った後は、レストランの入り口のすぐ前か、外のテラス、またはちょっと離れた別室で食べます。
私たちは、別室が用意されていることを知らなかったので、スタッフの方に言われるがまま、レストランの入り口の前の席で食べましたが、衝立も何もないので、レストランの利用者が会場を出入りする時の視線が気になりました。レストランからは少し離れることになりますが、テラス席や別室で食べた方がゆっくりできそうです。
5.朝食バイキングのカレイの干物が残念
ホテルの規模がそれ程大きくないので、バイキングもこじんまりとしていましたが、そこそこ品数もありおいしかったのですが、1つだけガッカリしたことが!
山陰日本海産だったかどうかは不明ですが、干物はこのあたりの名物のようで、こちらでも焼きたてのカレイの干物を出していましたが、クッキングシートの上に乗せて焼いているので、ベタベタして正直おいしくなかったです。
おいしそうなカレイだったのに…網焼きで食べたかったです。
6.管理棟が17:30で閉まる
夜は管理棟にスタッフがいなくなって、緊急時は休暇村本館(ホテル)の方に連絡することになっていましたが、ちょっと閉まるのが早い気がしました。
食事中に割り箸が折れたのでもらいに行ったら、誰もいませんでした…利用される方はご注意ください。
以上が2017年の情報となります。今回も勝手な私見を書かせて頂きましたが、手ぶらキャンプ及び休暇村竹野海岸の利用を計画されている方のご参考になれば幸いです。
休暇村竹野海岸の連絡先・地図
◆休暇村竹野海岸
〒669-6201豊岡市竹野町竹野
Tel.0796-47-1511