大雪が降って、まだまだ除雪が進んでいないガタガタ道を運転して、福井県立美術館で開催中の、スタジオジブリ・レイアウト展を訪れました。
※すでに終了しています
この日は、「千と千尋の神隠し」の千尋役の声優さんである、女優の柊 留美(ひいらぎ るみ)さんが、一日館長としてトークショーを行ったり、湯屋の立体模型の前で、ご一緒に記念撮影ができたり、「千と千尋の神隠し」の映画の上演会が開催されるなどのイベントがありました。
福井での「スタジオジブリレイアウト展」は、2018年3月11日(日)まで開催されています。
「千と千尋の神隠し」の湯ばあばの「湯屋」の模型も、終了日まで展示されます。
平日に当日券で入館すると、オリジナルの缶バッジが当たるんですよ~
ローカル放送の生放送に千尋役の声優さんが出演
2018年2月9日。
夕方に放送されている福井放送のローカル情報番組「おじゃまっテレ」に、映画「千と千尋の神隠し」で千尋役の声優を務められた、女優の柊留美さんが生放送で出演されていまいた。
柊さんは、この大雪の中、初めて福井県にお越しになったのだとか。
その時の放送でお話しされていた内容をご紹介すると、2001年公開の映画「千と千尋の神隠し」は、柊さんが13歳の時の作品で、初めての声優のお仕事だったそうです。
初めての声優のお仕事がいきなり主役で、それもアカデミー賞まで受賞して、すごいですね。
宮崎監督って、演出はほとんどされない方らしく、「そのまんまで」と仰っていたけれど、最後のハクが龍になってボロボロになったのを助けるシーンからは、「千尋がもう成長しているから」って、「そこはしっかりした声でやって欲しい!」と言われたそうです。
確かに、冒頭の車中でダラダラする千尋と、最後に湯ばあばと対決する千尋とは、全然声が違ってて、成長した千尋を見事に表現してますよね。
ジブリのレイアウト展、1回くらいは見に行きたいとは思っていましたが、2月10日から湯屋の立体模型が展示されたことがTVで紹介されていましたし、折角なら柊さんにもお会いしたい!と、週末に家族で足を運びました。
※柊さんの登場は2月10日と11日のみでした。
「千と千尋の神隠し」の「湯屋」の模型は撮影OK!
美術館に入ると、湯屋の模型の前で、カオナシ&柊さんと一緒に写真撮影ができるという会場アナウンスが流れたので、展示物を見る前に撮影の列に並びました。
自分のカメラやスマホでは撮影禁止でしたが、スタッフの方が撮影したものを、その場でプリントアウトして、プレゼントしてくれました。
湯屋の模型は、つい最近まで大阪のあべのハルカス美術館で開催されていた「ジブリの立体建造物展」で展示されていたもので、自分のスマホやカメラでも、撮影OKでした。
大雪の影響か人も少なく、湯屋の模型もガラガラで、いろんな角度から撮影し放題でした。都会での開催ではこうはいきません!
立体模型の側面を見ると、千尋が釜爺(かまじい)のいるボイラー室に行くのに通った外階段まで忠実に再現されていて、息子と「わ~♪ここ、千尋が壁にぶつかって、窓からタバコ吸う人が出て来て、そーっと隠れたところだ~!すごいすごい!」と興奮してしまいました。
私はジブリのファンではありませんが、「千と千尋の神隠し」だけは大好きで、湯屋のモデルが台湾の九份にある茶芸館 阿妹茶楼(あめおちゃ)だと聞いて、数年前の台湾旅行の際に、九ふんにも行きました。
実際に、あめおちゃでお茶を飲んだのですが、会計の時にもらった絵葉書には、「千と千尋の神隠し 湯婆婆の屋敷」としっかり書いてあります。
しかし、この模型の説明書きには、”湯屋の意匠は、特定のモデルはない”と書かれていました。
一体、どちらが本当なのでしょうか???
ともかく、高さ3mの立体模型は、湯屋の世界観にどっぷりと浸れますよ。
立体模型は最終日の3月11日まで展示されるようです。
千尋役の声優さんのトークショー
「千と千尋の神隠し」の映画の上演会の前に、千尋役の声優を務めた柊 留美さんのトークショーが5分間ほどありました。
その時のインタビューで、収録中のエピソードが聞けました。
「収録中、ここが楽しかったと言うことろは?」
千尋はいろんなキャラクターと接する機会が多いので、釜爺役の菅原文太さんとか、(湯ばあば役の)夏木マリさんと一緒に、収録をさせて頂いたのがすごく印象的でした。
当時は、録音のところと、監督がいらっしゃるところが同じ部屋だったので、お昼頃の収録になると、誰かのお腹の音をマイクが拾ってしまって、録り直しになったり。監督もお腹鳴っていました。
「難しかったところは?」
アニメの口に声を合わせるところが難しくて。後半になると、絵(映像)が間に合ってなくて、何となくのざっくりした絵の中で、しゃべったところがあったので、そういう所が難しかった。
短い時間でしたが、撮影秘話を聴くことが出来て、楽しかったです。
肝心のレイアウト画については、個人的には「未来少年コナン」のものが一番心躍りました。毎週毎週、TVにかじりついて見た、幼い頃の記憶が蘇り、懐かしくなりました。
オリジナルグッズもたくさん販売されていました。
売店への入場は、観覧料(大人1,400円)なしで入れるそうです。
福井県立美術館までのアクセス
JR福井駅から県立美術館までは、徒歩では30分も掛かってしまいますので、福井駅前(西口)からすまいるバス(100円。料金は乗車時に支払う)に乗るのがおススメです。(田原・文京方面線で約10分。県立美術館前下車、徒歩0分)
車では、北陸自動車道 福井北ICで降りてから15分。駐車場は無料。
※福井県立美術館の公式サイトのアクセスページを参考にしてください。
以上となります。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。