電話占い師の求人に釣られたけれど実態は甘くなかった

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
電話占い師はおいしい話ではない

オイシイ電話占い師の求人に釣られた私…

独身の頃から四柱推命を勉強してきて、結婚・出産を経た私が子育てをしていた2010年頃の話ですが、ある日電話占い師の求人をネットで見かけて、「趣味がお金になる♪」と軽く飛びつきました!

電話占いの鑑定師の求人には、どの会社もかなりオイシイことが書いてあって、

  • 子育てしながら自宅でできる
  • 自由にシフトが組める
  • 時給に換算したら3000円以上
  • 頑張っただけどんどん昇給する などなど…

え~!家にいながら時給3,000円!!!すごくない?!

小さな子供がいる主婦にとって、こんなに魅力的な求人はありません!

早速、何社か検討して応募し、無事オーデションを突破して電話占いの占い師としてデビュー。

しかし、実際に電話鑑定師になってみて、厳しい現実に直面しました…

確かに自宅でできるのですが、世の中の人が電話占いを一番利用する時間帯は、仕事が終わって帰宅した19時~22時ごろなんです!

この時間はまだ子供が起きていますし、主婦には忙しい時間帯なので、一番稼げる時間帯にシフトを入れることができません。

私は平日の昼間にシフトを入れていましたが、専業主婦でもない限り平日の日中に電話を掛けられる人はわずかです。占いに一番興味がある20代~40代の独身女性は、普通は働いている時間帯ですから!

なので、時間だけは拘束されるのに全く電話が鳴らず、お金を稼ぐことが出来ません…

お客さんに待ち時間が発生するほどジャンジャン電話が鳴るなら、時給3,000円も夢ではないのかもしれませんが、電話が鳴らない時間帯はいくら待機しても1円ももらえません。

待ち時間に家事ができることはできるのですが、自宅の電話機に特殊な装置を付けているのでコードレスでは使えず、常に電話のそばから離れられませんし、ちょっとベランダで洗濯物を干している間に電話が鳴ったことに気が付かずにお客様を逃してしまい、所属している占い会社からめちゃくちゃ叱られました…

オイシイ話にまんまと釣られましたが、世の中そんなに甘くない!ってことでした。

電話占い師を辞めたいと言ってもすんなり辞めさせてくれなかった

拘束時間ばかり長くてちっとも稼げなかった私は、1ケ月くらいで「辞めたい」と担当者に告げました。内職でもやった方がマシだと思ったのです。

今思えば、内職をやりながら電話占い師をやっても良かったのかもしれませんが、当時はそのようなWワークを考えもつきませんでした。

すると担当者は、「デビューするまでにいろいろな経費を掛けている、そんなに簡単に辞められたら困る」と、すんなり応じてはくれませんでした。

確かにプロのカメラマンに写真を撮ってもらったり、所属占い師を紹介するWEBページを作成して頂いたので、簡単に辞めてはいけないのかも…と言う気持ちになり、3ヶ月は我慢しよう!と頑張りました。

でもね、やっぱり日中しかシフトを入れられないとちっとも稼げない!全然電話が鳴らないのです!!3時間で1本だけという日もありました。

時給3000円どころか300円にも満たない…

こんなに縛られてたったのこれだけ??

という感じで、バカバカしくて辞めることにしました。

自由にシフトが組めると書いてあったので、自分の都合の良い時だけシフトに入ればいいのかと思っていたら、「週〇時間以上は必ずシフトを入れてください」と強制されるし、子供が病気で家にいてもシフトが入っていたら対応しなければならず、突然休むことができません。

「全然自由じゃないじゃん?」という感じで…

結構な時間を拘束されている割りにお金にならないので、本当に嫌気がさしてしまいました。

しかし、契約違反ということで慰謝料的なものを取られる可能性が浮上し、困ってしました。

なんせ雇用契約ではなく請負契約だったために、労働基準監督署に相談しても取り入ってもらえず、かなりのすったもんだを経てようやく辞めることができました。

もっと集客力のある電話占い会社なら違ったのかもしれませんが、他に移ろうという気持ちにもならないくらいこの業界が嫌になりました。

オイシイ話には飛びついてはいけないことを学び、この一件以来、契約には慎重になりました。

この記事を読んでくださった方も、契約にはどうか慎重になって欲しいです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加