映画「海街diary」の感想。原作と映画は別物!原作と違う映像化作品についてのファンの想い

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
鎌倉の風景 江ノ電

私は漫画家の吉田秋生先生の作品が大スキです。

20歳のころ、BANANA FISH(バナナフィッシュ) で先生の作品に出合ったのが最初で、あれから25年。今も変わらず、ずっとファンです。

そんな吉田先生の作品「海街diary」が映画になると知ってから、楽しみに待っていたのですが、ようやく公開となり映画館へと足を運びました。

映画「海街diary」を劇場で観た感想

映画自体はとてもまとまっていましたが、私が想像していたものとは違っていました。

原作がそのまま映像化されると、勝手に期待し過ぎていた私が悪いのですが…

映画は、恋人とHした翌朝、ベットの中で裸で寝ている佳乃(次女)役の長澤まさみさんの、足の指から、ググ~~っとなめまわすようなアングルで、脚をアップで映すところから始まり、他にも所々に長澤さんのプチセクシーシーンが出てきます。

適度なお色気は映画のヒットには欠かせない要素なのかもしれませんが、長澤まさみさんのちょっとHっぽいアングルばかりが目につき、男性にはいいかもしれませんが、なぜそこばかり強調するのか…原作にはないエロさが鼻につきました。

※決して長澤まさみさんが悪いわけではありません!脚は超きれいでした。

一番残念だったのは、コミックの「蝉時雨のやむ頃」では、3姉妹と異母妹のすずが葬儀後に話すシーンで、セミの声がうるさい野外で、長女の幸が「お父さんを看取ってくれてありがとう」とすずの頑張りを認めて感謝するセリフを言った途端に、すずから、これまで堪えていた涙が溢れ出し、セミの鳴き声をかき消すほどの大声で泣く、というシーンがあるのですが、それを映像で表現してくれるものと思い、楽しみにしていました。

しかし、映画ではさら~っと、全然違う感じで描かれていて、拍子抜けしました。

そのせいで、姉妹の距離が縮まったという部分がないまま、

「一緒に暮らさない?」「はい、行きます」

が、とても不自然なものに感じてしまいました。

まだ連載中の作品ですから、もちろんラストは決まっていませんし、長編の作品を2時間ほどに縮めて、面白く制作することはとても大変なのはわかりますが、「何でここ、こんな風に変えたの!?」と思う部分が何ケ所もあって…

思い入れの強い作品だけに、原作との違いが目に付きました。

参考記事 「海街diary」完結しました~↓

月刊flowersで不定期連載されていた、吉田秋生先生の「海街diary」が、2018年6月28日ごろに発売された月刊flowers 2...

映像化作品が原作と違うことは当たり前なんだけど…

映像化された映画やドラマが、「原作と違う!」と文句を言うのは、見当違いであることは承知しています。

ただ、どうしても原作のファンというのは、原作のイメージを大きく変えてほしくないと思ってしまいます。

登場人物のキャラを変えたり、ましてやストーリーを大幅に変えられたりしたら、何とも言えないガッカリ感が襲ってくるのです。

作者である先生が映像化を許しているのに、文句言うなら観るな!とツッコミが入るのもわかっていますが、”観ない”という選択肢はなく、やっぱり観たいので、ファンというものはわがままなのです…

とにかく今回のことで学びました!

映画やドラマは、原作とは別物であること。

そして、原作の改変は必ずある!ということを。

それを理解した上で、一歩引いた感じで観なければならないと!

最初から期待しなけれこんな記事を書くこともないでしょうから…これからはこのようなスタンスで行こうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加