北陸新幹線が福井に開業したら地元民はますます越前ガニが食べられなくなる?

越前がに

2015年の北陸新幹線の金沢開業以来、金沢に観光客がドッと押し寄せるようになり、「これまで普通に食べていたものが、ぜんぜん食べられなくなった」と、金沢の友人がぼやいていました。

確かに金沢は、観光客が増えたことでどこも混雑が激しくて、行列ができるようになったり、値段が上がったりして、地元の人の足が遠のいたお店があるという噂は聞いていましたが、影響があるのは観光産業や超有名店だけだろうと思っていたけれど、友人曰く、スーパーに普通に置いてあったものが消えたのだそうです。

購入する人が増えても、1日に対応(製造)できる数は決まっているため、観光客が多く集まるところに商品は流れ、地元民の口には入らなくなったというカンジのようです。

新幹線の開業が、日々の生活にこんなに大きく関わってくるとは想像もしていなかったそうで、

「福井も新幹線が来たら、そうなるよ」

と言われました。

そう言われても、全く実感が湧かない。

福井が新幹線延伸後どう変わるかはまだわかりませんが、とにかく北陸新幹線開業後は、「金沢が独り勝ちだ」という噂が広がっているくらい、金沢は新幹線の恩恵を受けているようです。

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北陸新幹線の福井開業時期

2018年現在、金沢が終点の北陸新幹線が、福井(敦賀)まで伸びるのは、4年後の2022年の予定 2023年春です。

地元の国会議員の稲田朋美議員が、「何とか2年、前倒しして、2020年のオリンピックに間に合わせるように国に働きかけます」って県民に対して演説していて、その後、防衛大臣になるまで出世したので、本当に前倒しするかも!?と期待したけれど、自衛隊のPKO派遣の日報を隠ぺいしたことで連日マスコミに叩かれ、とうとう大臣を辞任しちゃって、結局、前倒しは叶わず…

オリンピック後は景気が悪化している可能性がある上に、金沢は兼六園や金沢城址、武家屋敷跡、近江町市場、ひがし茶屋街などの観光地が、街中に集中していますが、福井の有名観光地は(東尋坊、永平寺、朝倉氏遺跡、越前海岸、恐竜博物館)どれもJR福井駅からかなり離れたところに点在しているため、車がないと効率的な移動が難しいという難点がありますから、金沢ほど新幹線の経済効果は期待できないと個人的には予想しています。

新幹線が福井まで伸びたところで、首都圏からの観光客はどうせ金沢止まりだろうと…

しかし、予想を反して観光客が増えた場合、いつ訪れても並ばずに入れたお店に行列が出来るようになると、それはそれで困る…という気持ちになりました。

みんな、越前がに、食べに来るかなぁ・・・

冬に必ずスーパーにある、江川の水ようかんがホントに消えたらどうしよう…

新幹線が開業したら福井はどうなる?

福井県と言えば「越前がに」が一番の特産品ですが、考えてみれば今でも越前ガニは、解禁の直後以外は、地元のスーパーにほとんど並んでいません。

越前がにのブランドが有名になり過ぎて、観光客が集まる所や、都会の料亭に行っちゃって、地元には流通しないのです…お値段もどんどん上がってしまいました。もはや蟹の値段ではないような…?

県外の人は、福井人はいつも越前ガニを食べていると勘違いしている人もいるようですが、そんなことはないのです!

スーパーで並んでいる蟹は、鳥取産や石川産ばかりで、「何で福井に住んでいるのに、地元産のかにが買えないの???」と毎年不満に思います。

【越前がにとは?】福井県の漁港で水揚げされたオスのズワイガニのことで、ハサミに付いた黄色いタグが目印のブランドガニ。タグには「越前がに」のブランド名と、水揚げされた漁港名が記されている。越前がにの中でも特に巨大で上質なものは「極(きわみ)」のブランドが付き、更に「極」のタグが付く(タグ2個付き)。メスはセイコガニと呼ばれており、金沢の香箱蟹(こうばこがに)とは同じ種類で呼び名が違うだけ。メスの方が漁の期間が短いため(12月31日まで)、実は貴重で、身は少ないが味噌の味がいい。福井に来たら、是非、せいこ丼を食べて欲しい。

福井市近辺でタグ付きの「越前がに」が買えるお店

福井市近辺で越前がにやセイコガニを買うためには、福井市卸売市場(卸売市場の一角に「ふくい鮮いちば」という一般人も入れるゾーンがある。金沢の近江町市場のようなところではありません)まで行くか、飯塚のアピタ福井の近くに、「丸松」という大きな鮮魚店があって、ここにはお使い物にできそうな越前ガニが、たくさん置いてありました。

解禁中(11月6日~3月20日)は、越前町南越前町三国の海沿いの魚屋まで、茹でたてを直接買いに行く人も多いです。店先の地面に茹でたカニがずら~っと並んでいるお店もあって、ときめきますが、タグ付きの越前がには、足折れでも7,000円位するんですよ~!!!

私は南越前町にある民宿に食べに行ったり、お取り寄せしています↓。

越前ガニをお取り寄せ!旨すぎてやばい!越前がにの食べ放題のお店も見つけた!
うちのふたりの息子は、回転寿司に連れて行くとデザートとカニしか食べないくらい、カニが大好きで、カニの解禁シーズンになると、芸能人が美...

とりあえず今のところはこちらで購入できますが、新幹線が来たらどうなるのか…

観光客がどっと押し寄せ、高騰したり、ますます私たちの口には入らなくなったら困ります!!!

現在の福井は、人口も観光客も少ないので、行列ができるようなお店はほとんどないのですが、そんな中でもけんぞう蕎麦谷口屋ヨーロッパ軒本店などは、今でも待ち時間ができているので、何時間も並ばないと食べられなくなるかもしれない…と考えるとぞっとします。

恐竜博物館は今でもいっぱいだから、もう1コ、第2恐竜博物館を建てるらしい。「絶対建てた方がいい!」という気がしてきました!

新幹線開通は、いいことばかりでもない?

福井から東京へ行くためには、北陸線で米原まで行き、米原から東海道新幹線に乗り換えが必要なのですが、新幹線が開通すれば乗り換えが不要になるため、延伸を心待ちにしている福井県民は大勢いるはずです。

私自身も「ようやく新幹線が来る♪」と浮かれて、新幹線の開業で福井はハッピーになると思い込んでいました。

東京までのアクセスが向上することは間違いなくメリットですが、それによって観光客が増えることは、これまでメリットだと思っていたけれど、静かな田舎暮らしが、一変して騒がしくなるとすれば、実はデメリットになるのかも・・・

まさか…福井が…そんな風にはならないよね…

どうか私の取り越し苦労であって欲しいものです。

観光客がどっと押し寄せるのは困るけど、私たちの暮らしが変わらない程度に、ちょっとだけ増えてくれるのは大歓迎なんだけどね!

新幹線が福井(敦賀)まで延伸すると、福井はどう変わるのか。

不安もありますが、とにかく4年後の開業を見守りたいと思います。

北陸新幹線が延伸したら在来線が変わる!?

※2019年1月更新

2025年に大阪万博が開催されることが決定しました~♪

2022年に金沢~福井~敦賀まで延伸することが決まっている北陸新幹線ですが、大阪まで繋がる時期が、2025年の万博に間に合うのかどうかを調べてみると、京都南部の新駅を経て、新大阪まで繋がるのは、なんと2046年!!!(これもまだ曖昧です)

27年後って・・・東京オリンピックにも間に合わず、大阪万博にも間に合わず…( 一一)

莫大な費用をかけてまで、本当に必要なの??

大阪に行くなら、今まで通り「特急サンダーバード」で不満はないと思っていたのですが、新幹線が福井・敦賀に延伸するのと当時に、特急の運行が変わるという事を知りました。

北陸から大阪へのアクセスは、特急1本で行けるので、東京に比べると関西の方が格段に近いという印象でしたが、実は、北陸新幹線が金沢まで開業したのを機に、大阪発のサンダーバード号や、名古屋発の特急しらさぎ号の終点が全て金沢になり、富山の人は金沢で乗り換えが必要になりました。

「これまで1本の電車で名古屋や京都・大阪まで行けたのに不便になった…」と、富山の人がぼやいていましたし、私たち福井県民もJRで富山に行くときには金沢での乗り換えが必要になりました。

北陸新幹線は北陸と東京方面のアクセスを向上するためのものだから、大阪や名古屋は全然関係ないのに、逆に不便になるなんて…JR側の都合なのでしょう。

富山の人は、”東京は近くなったけど、逆に京都・大阪、名古屋が遠くなった”という感じのようです。

ちなみに金沢の人は”東京が近くなって、京都・大阪、名古屋は今まで通り”という感じなので、北陸新幹線開業後「金沢が独り勝ちしている」という状況は、東京が近くなって、関西・名古屋との距離も変わっていない、ということが要因なのかもしれません。

しかし!

2023年に敦賀・福井まで新幹線が伸びることで、金沢も変わるかもしれません。

新幹線 福井・敦賀延伸と同時に、大阪・名古屋方面からの特急は敦賀止まりとなり、北陸の人はみんな”敦賀で乗り換えしないと、大阪や名古屋に行けない!”という事態に陥るようなのです…

こうした動きに対し、JR西日本が否定的な姿勢を示しました。同社の来島達夫社長は、9月19日の記者会見で、乗り入れについて「考えてない」と明言しています。

中日新聞9月20日付によりますと、来島社長は「金沢-敦賀間は新幹線、敦賀-新大阪間は特急を前提に、敦賀で乗り換えをスムーズに行うことが最適だ」と説明。ダイヤの調整や設備の工夫によって乗り換えの抵抗をなくす方針を示し、敦賀から福井方面への特急や新快速の乗り入れは「今、考えていない」と述べました。

大阪・名古屋発着の特急や新快速を、敦賀以北の並行在来線に乗り入させないことを明らかにしたわけです。

2018年9月20日付けのタビリス【北陸新幹線敦賀開業で、在来線特急は福井乗り入れせず。JR西日本社長が明言】より引用させて頂きました。

え~、それは困る~!!!

東京が近くなる代わりに、関西や名古屋が遠くなるなんて…

それは観光客にとっても同じで、名古屋や関西から、しらさぎ号やサンダーバード号で訪れた人が、一度、敦賀で降りて、北陸新幹線や在来線に乗り換えが必要になったら、今よりずっと不便になりますから、名古屋や関西から北陸に来る観光客は確実に減るでしょう!

大阪万博のおこぼれも貰えそうにありません…

北陸新幹線が大阪に繋がるのが27年以上先だと考えると、かなり長い期間、大阪とは途切れることになりそうす。まだ計画段階ですし、本当に大阪まで繋がるのかもわかりませんから、関西と分断されると、福井も金沢も人の流れが大きく変わりそうです。

これまで福井は、関西方面で進学や就職する人が多かったけど、新幹線延伸後は東京方面へ行く人の方がぐんと増えるかもしれません。うちの子たちはどうするんだろう…

新幹線が福井・敦賀まで延伸したら、敦賀より東(北)はJR西日本の管轄ではなくなるようなので、別会社への特急の乗り入れは難しい問題なのかもしれませんし、何よりもJRは新幹線の乗客を増やしたいでしょうから、しらさぎ号やサンダーバード号は残したくないのかもしれませんね…

新幹線が来る!って浮かれてたけど、とんだ落とし穴が待っていました。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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