住田弁護士は努力の人だった
先日、男女共同参画主催の、住田裕子弁護士の講演会に行きました。
住田弁護士と言えば、「行列のできる法律相談所」というTV番組で活躍されていましたが、”東大法学部卒で、在学中に司法試験に合格した”という情報をTVで見ましたので「どうせ天才なんだろう」という印象を持っていました。
それが今回の講演をお聞きし、意外とそうではないことを知りました。
東大入試も司法試験もストレート合格ではなかったらしく、「自分は天才ではない」ということを自覚して、努力を重ねて今の地位まで登りつめた方のようです。
女性の地位が低かったことでの苦労
また、その頃の日本には男女雇用機会均等法という法律はなく、女性の地位は男性よりもずっとずっと低くて、同級生の男性は超エリートコースを歩んで行ったけれど、いくら優秀でも、いくら東大法学部卒でも、女性を採用する省庁はごくわずかで、女性は「資格」を武器にしてやっていくしか道がなかった…と仰っていました。
女性であるがゆえの理不尽な壁に何度も何度もぶつかりながら、社会人として、そして母としても生きてこられ、そして60歳を超えた現在も、世のため、人のために活動しておられる住田弁護士。
現在はNPO法人を作り、東日本大震災の復興支援の為に奮闘しておられるそうです。
よく番組内で、司会の島田紳助さんから体型のことでツッコミされていましたけど、テレビで見るよりもずっと美しく、見ためは柔らかな印象でしたが、発する言葉には強さと説得力があり、たった1時間半の講演で本当に大きなパワーをもらうことができました。
「私も頑張ろう!!」そう思えた瞬間でした。