WordPressのブログで、グーグルアドセンスアフィリエイトをやるぞ!と決めても、すぐにサーバーを借りてはいけません。
まずは書くジャンルを決めて、それが需要のあるジャンルかどうかを確かめ、どんなキーワードで記事を書くかのざっくりとした設計図を書くことができた時点で、レンタルサーバーを契約しましょう。
サーバーの契約や設定は数時間あればできますので慌てる必要はありませんし、それくらいじっくり考えてからの方が、ご自分にとってどんなサーバーを選ぶのがベストかが見えてくるはずだからです。
私のブログが100万PVまで成長したタイミングに、アクセスが集中して503エラーを経験し、その対策をしている過程で良いサーバーに出会えたので、ご紹介したいと思います。
目次
100万PVまで成長しても移転不要のサーバーを見つけた!
WordPressでブログを始めた時、私は、エックスサーバー株式会社で契約したのですが、看板商品である一番安いエックスサーバー「X10」というプランでは100万PV以上のブログを運営することは難しいと感じています。
決して、エックスサーバー「X10」がポンコツという訳ではありませんから、誤解しないでください。
エックスサーバー「X10」は、web初心者が最初に契約するには妥当なサーバーだと思っています。
それに、サポートがしっかりしていて何度も助けてもらっているるので、今後も私はエックスサーバー株式会社から離れる気はありません!!!
ただ、現在契約中の「X10」で運営するのは厳しくなってきたのかもしれない、ということです。
過去に2度もアクセス集中による制限を掛けられていますので…
では、「X20」や「X30」にアップグレードすれば解決するのか?と相談しましたが、
今回の「アクセス集中に伴う負荷」につきましてはプランの変更で解決できるものではございません。
と言う返事が返ってきました…
初級者ですから、これからどうしたらよいのかホトホト困りました…
参考 負荷対策に苦労した時の話です。
↓
アクセスが集中してサーバーに負荷が掛かり、障害が出たことで制限を掛けられた話
祝!月間100万PV達成☆と思ったらまたアクセスが集中して503エラー、403エラーに陥る
ブログがバズった時に耐えられない!503エラー対策
表示に制限を掛けられるような「アクセス集中に伴う負荷」というのは、そう頻繁に起こるものではありません。
しかし、すごいフォロワー数を持つ、どこかの名のあるお方の目に留まり、SNSで記事を紹介されたりすると、それが拡散され、たくさんのユーザーが紹介されたページへのリンクを一斉にクリックしてきます。
また、自分のブログに関連する情報がTVなどのメディアで取り上げられると、ユーザーは一斉に同じキーワードで検索してきますから、もしそのキーワードで上位表示していると、ドッとアクセスが来ることになり、規模が合っていないサーバーだとそれに耐えられないのです。
要するに、普段は全く問題ないのですが、サイトがバズったりして、一時的にアクセスが集中すると、サーバーに負荷が掛かってしまい『ページが表示できません』の503エラーが発生するのです。
これは、せっかくたくさんのお客様が訪れてくれているのに、「他のテナントに迷惑がかかるから」と、大家さんが勝手にテナントビルのシャッターを閉じて入場制限してしまうのと同じです。
お店の前にはお客様がたくさんいるのに、シャッターが閉まった状態では大事な商機を逃してしまうことになるので、ある程度アクセス数が増えたら、もっと大きなテナントや一戸建てのサーバーに移らなくてはなりません。
しかし、どのタイミングで引っ越すべきなのかが初心者にはわかりませんし、簡単に引っ越すと言っても、サーバーの移転は初心者にはかなりハードルが高い作業です…
かといって、最初から高スペックなサーバーを契約することは、ほとんど売り上げもないのにありえません!
そこで私のオススメは、データの移転作業なしにグレードアップできるサーバーと契約することです!
私のイチオシのサーバーはwpX speed
最初のサーバー選びって結構大事です!
安さやキャンペーンだけで飛びつくのはよくありません!サイトの成長を見越してサーバーを選ぶようにしましょう。
私がおススメするのは、エックスサーバーの、wpX speed になります。
「オートスケール機能」があるので503エラーも怖くない!
wpX speed は2019年にできたエックスサーバーの新しいサーバーなのですが、私はこの一世代前のwpXクラウド という商品から契約していました。
最初に契約したエックスサーバー「X10」から、アクセスが増えたブログを1つだけ抜いて、WPXクラウドに移動させて使っていたのです。
この商品は、「月30万PVまでならグレード1、月50万PVまでならグレード2・・・」という具合に、PV数を基準にしたプラン選びができたので目安が明確でわかりやすく、「PV数が伸びてきたな~」と感じたら、データの移転なしでグレードアップが簡単にでき、落ち目になったらダウングレードも簡単でとっても使いやすかったのですが、wpXクラウドは1つのサーバーには1つのドメインしか使うことができなかったのが難点でした。
他のサイトの影響を受けにくいという安心感はあったものの、ブログをいくつも運営するとなると複数のサーバーを同時に借りなければならない面倒くささがあったのです。
それが、wpX speedになってからは、複数のドメインを同時に使うことができるようになりました。でも、また503エラーにビクビクしなければならなくなるのでは??と心配になったのですが、サーバー自体の性能がUPしたことと同時に、万が一の時のための「オートスケール機能」ができました。
あらかじめ「オートスケール機能」を設定しておけば、急激なアクセス増加が負荷増加が襲ってきたときは、自動的にランクアップしてくれるのです!
普段は小さい容量の契約にしておいて、たまにやってくるアクセス増加にも備えられるという便利な機能が付いたのです。
私のサイト場合は、一気に何千人ものユーザーがリアルタイムに集まるタイミングが月に1~3回ほどあり、その時は契約がランクアップするようにしています。でもそんなタイミングはほんの一瞬なので、数時間もすればいつも通りのアクセス数に戻りますから、翌朝になったら元の契約に戻すという作業を行っています。(ランクを元に戻すのは手動で行う必要があります)
この方法で503エラーになることもなく、一気にアクセスが増えてもページはサクサク開いております。
アクセス数が増えてもデータの移転作業なしでグレードのランクアップが可能
wpXspeedの契約プランはW1~W7まで7段階あって、グレードアップの時もグレードダウンの時もデータの移転作業は不要です。
例えばW1からW2に変更するときは、管理パネルからプランの変更を行うだけでOKで(プルダウンでW1からW2に変えるだけ)、サーバー内のデータをいちいち触る必要はないのです!
サイトのアクセスが増えてきても、面倒なデータ移転作業がないので、難しい作業が苦手な初心者向きのサーバーと言えるでしょう。
将来的に大きく稼ぐブログを作ろうとお考えなら、確実に50万PVは超えますので、初めから柔軟にグレードアップできるサーバーと契約することは絶対にオススメです。
wpX speedの契約プランの目安
選ぶプランの目安ですが、最初はW1で十分です。
しばらく使ってみて、CPUリソースが不足するようなら、徐々に上位プランに変更するとよいとWPXの担当の人も仰っていました。
wpX speedを半年くらい使ってみた私の感触ですが、月間60万PVくらいまでならW1で十分ですが、突発的にアクセスが集中するときに備えて、オートスケール設定でW2やW3に自動で切り替わるようにしておくのが宜しいかと。
オートスケールがかなり頻繁に切り替わり、アクセスが増えた時間にご自分でサイトを訪問してページがサクサク動かないようなら、ランクアップを視野に入れるとよいでしょう。
W1の料金は1時間あたり2円で、月最大が1200円(税抜き)。
オートスケールでW2に自動で切り替わった場合は、切り替わった時間からはW2(1時間あたり4円)の料金になります。手動でW1に戻したらそのタイミングからまたW1の料金になります。
オートスケール機能を使わなければ月の請求額は一定だと思いますが、私の場合はオートスケールを使っているので、平均すると月に3回くらいはW2にランクアップすることがあるので毎月の料金はバラバラです。
支払い方法は、1ヶ月間に使った分を翌月の頭に自動でクレジットで引き落とされるようにしています。
使った分だけ毎月引落しする他に、銀行振り込みやコンビニ払いで事前にチャージ入金しておいてそこから差し引かれていくという方法も選べます。
wpXは初期費用が不要で契約は1ヶ月単位なので、結果が出なかったり、向いてないと気が付いたらすぐにやめることが出来ます。
15日間のお試しプランもあります。
wpXspeedはWordpress専用のサーバーですので、Wordpress以外のサイトを作りたいなら使えませんし、正直もっと安価なサーバーは他にいくらでもありますが、万が一、サイトが大きくなったことを考えると、オートスケール機能があることと、データ移動をせずとも容量を大きくできるのは大きなメリットだと思っています。
もしわからないことがあれば、エックスサーバーやWPXは電話サポートもメールサポートもありますので、直接相談してみてくださいね。
※連絡先はwpX speedサイトの方で確認してください。
※2017年5月23日に3度目のアクセス集中を経験しましたが、wpXは耐えました!!その後wpX speedに移転しましたが、こちらも全く問題ありません。wpX speedにしたらページを開く速度がかなり早くなった感じがします。