アクセスが集中してサーバーに負荷が掛かり、障害が出たことで制限を掛けられた話

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自分のブログ記事の内容に関連する情報が、TVや大手ポータルサイトで大きく取り上げられると、大勢の人が同じキーワードで一斉に検索するため、突発的にアクセスが集中して、サーバーに負荷が掛かり、「ページが表示できません」の障害が出ることがあります。

いわゆる、サイトがバズったという状態です!

そんなアクセス集中が原因で、サーバー会社から制限を掛けられた際に、Webのド素人の私が行ったことを記事にしています。

朝起きたらアドセンス収益がいつもの4倍以上も!

私が毎朝布団の中で必ずやるのが、グーグルアドセンスの売上チェックです。

以前、ブログのPV数が10万PVを越えたらどうなるの記事でも紹介しましたが、2016年9月現在、私のメインのワードプレスブログに貼ってあるGoogleAdSenseの広告収益は、月10万円ぐらいなのですが、朝6時頃の売上はだいたい500円くらいで、私が爆睡している間に500円も稼いでくれていて、ありがたいな~という感じなのです。

それが、なんと今朝は、2,000円を超えていました

ブログのアクセス数を見ても、朝8時の時点で、いつもの1日分のPV数に迫る勢いです。

な、な、何故??

メールをチェックしてみると、私が契約している”エックスサーバー”から、件名に【重要】が付いたメールが届いており、どうも私のメインブログにアクセスが集中したことでサーバーに障害が発生し、一時的にページを表示させない「503エラー」になる処置がとられたようなのです。

私が契約しているのは共有サーバーで、1台のサーバーを複数が共有してレンタルしているため、そのうちの一人のサイトにアクセスが集中した場合、同じサーバーを使う他の人にも迷惑が掛かってしまうのです。

「賃貸アパートの1室に、一時的に大勢の人が詰めかけて、他の住人が迷惑する」みたいなイメージですね。

原因は恐らく、私の書いているブログに関連する内容が、深夜のTVか何かで放送され、一気にみんなが同じキーワードを検索したのだと思われますが、例え一時的でもアクセスが増えたのは喜ばしいことです♪

まさか自分のブログでそのようなことが起こるとは、想像もしていませんでしたし。

しかし、サーバーに障害が出るとなると話は別です。

アクセスが増えたら増えたで、別の問題が発生するものなんですね…

早速、アパートの大家さんに目を付けられてしまい、制限を掛けられたということがメールに書かれていました

当制限下においては、集中アクセスが発生した場合などに、
以後のアクセスができなくなるとともに「503エラー」が発生します。

アクセスが集中すると、ページにアクセスできなくなるみたいです…

ちょっと人が詰めかけたぐらいで「ムリ!対応できない!」とすぐに閉店してしまう店には、もう誰も寄り付かなくなりますよね

ヤバいです!

何らかの対策をしないと制限は解除されない!

こちらの制限は、下記「突発的な集中アクセスへの対策について」をご参考のうえ、集中アクセスへの対策をなさり、その詳細をサポートまでご連絡いただくことで、段階的な緩和、もしくは制限そのものの解除を検討・実施いたします。

メールにこのような記載がありましたので、焦った私は、早急に対策に乗り出しました。放置しておいたら、いつまでたっても制限は解除されないみたいなので。

しかし、サーバーレベルのこととなると、ド素人の私にはどうしていいやら…

困り果ててしまいました。

レンタルサーバーを借りて、WordPressのブログを運営していても、ちょっと突っ込んだサーバーレベルのことまで理解していないユーザーさんはたくさんいると思うので、ド素人の私が行ったことを順に書いていきたいと思いますが、とりあえず今日は、Xserverのカスタマーサービスさんから教わった情報を記事にしたいと思います。

集中アクセス対策!サーバーの負荷を軽くする方法

1.キャッシュプラグインを導入する

ワードプレスは、アクセス数が増えてサイトへの訪問者が増えてくると、サーバーに負荷が掛かり、ページの表示速度が遅くなります。それはワードプレスの特性により自動的にキャッシュを作ってしまうことが原因なのだそうです。

キャッシュとは、一度使ったデータを取り出しやすいところに保管しておき、次に使う時に素早く使うことが出来る仕組みのことだそうで、本棚から出してきた本を、またすぐ使うからと机の上に仮置きしておくような感じですね。でも、どんどん仮置きの本が溜まってしまったら作業スペースがなくなって支障をきたしてしまいます。

そこで、キャッシュを処理してれて、ページの表示速度をアップさせるキャッシュプラグインを導入するよう勧められました。

勧められたのは、「WP Super Cache」や「W3 Total Cache」、「ZenCache(Quick Cache)」になります。

私は深く調べもせずに「WP Super Cache」プラグインを入れましたが、キャッシュプラグインは、サイトが表示されなくなるなど、いろいろ問題も多いプラグインのようなので、導入は月間50万PVを越えてからでいいという意見もあります。

インストール時には問題ないけれど、アンインストールするときに問題が発生するそうです。くれぐれも導入は慎重にしてください。

「WP Super Cache」プラグインの設定

「WP Super Cache」プラグインは、有効化にするだけでは効果はありません。

まず、「簡易」タブの中の、キャッシング利用 (推奨)ON →「ステータスを更新」ボタン

つぎに「詳細」タブの中の、

『キャッシュファイルの提供にmod_rewriteを利用する』を選択 →「ステータスを更新」ボタン → 「Mod Rewrite ルールを更新」ボタン

これでOKです。

2.CDNサービスを利用する

2つ目は、CloudFlareなどのCDNサービスを利用することです。これを利用すると、データを外部から読み込むようになり、サーバーの負荷が軽減するというものです。

私は「Xサーバー」というサーバー会社でレンタルサーバーを契約をしていて、私のWordPressのブログのデータは、このレンタルサーバーに入っています。

皆さんが私のブログを訪れてくれたら、画面に表示される情報はXサーバー内にあるレンタルサーバーから配信されます。

しかし、アクセスが増えてくると、全部の訪問者の分をレンタルサーバーから発信させると当然負荷が掛かり、おのずと表示が遅くなるので、外部にサーバーを借りてそこにデータの一部を置いておけば、分散されてデータの表示が速くなり、レンタルサーバーの負荷を減らせるというのがCDNサービスの仕組みらしいです。

1のキャッシュプラグインをインストールするよりは少しハードルが高くなりますが、サーバーの負担を減らすにはかなり有効な方法らしいです。

「JetPack」プラグインの中にある「Photon」という機能

CDNサービスについて調べている過程で、「JetPack」プラグインの中にある「Photon」という機能を有効にすると、画像を外部サーバーから読み込むようになるため、負荷が軽減するという情報を見つけました。

「JetPack」プラグインはすでに使っていたので、この「Photon」機能をONにすることで、CDNサービスと同等の効果ができるのではないか?と質問しましたら、

「Photon」もCDNサービスの1つでございますので多少の効果は見込めますが「CloudFlare」と比較すると効果が低いものでございます。可能なら「CloudFlare」に対応していただければと存じます
※ Photonは画像データのみが適用されますがCloudFlareは静的データ全てが適用されます。

と返ってきました。

なるほど、勉強になりました!

その他に有効なサーバー負荷軽減対策

その他にできることはないかと質問し、教えて頂いた方法は以下の2点です。

◆プラグイン『CSS Sprite for Google PageSpeed』を適用すること

→こちらは有効化するだけでいいようです

◆プラグイン『Count Per Day』の停止させること

→プラグインを使っていないなら削除した方がいいようです。

サブドメインではCDNサービスは利用できなかった

Xサーバーのカスタマー担当さんにいろいろと伝授してもらって、早速、CDNサービスCloudFlareを試してみたのですが、結論を言いますと、私のドメインでは利用できませんでした

理由は、ドメインが「〇〇.xsrv.jp」という、Xサーバーのサブドメインを使用しているからです。

CDNサービスは、独自ドメインじゃないと利用できないみたいです。

※2016年12月更新 

独自ドメインにしてCloudFlareを利用しましたところ、ページ表示が劇的に早くなりました。

WordPressでブログを運営するならやっぱり独自ドメイン

独自ドメインというは、「www.〇〇.jp」とか「www.〇〇.com」と言った、〇〇のところを自分の好きな文字にして作ってもらう、世界に1つだけのドメインになります。

この世界に一つだけのドメインには、サブドメインというおまけがついていて、〇〇.comの前に好きなテキスト△△を入れて、△△.〇〇.com というドメインを作ることが出来るのです。これがサブドメインです。

世界に一つだけのドメインを1個持っていれば、サブドメインをXX個作れるので、1つのドメインで、たくさんのWebサイトやブログを持つことが出来ます。

XXの数は、契約しているサーバー会社によって違います。

※ただし、世界に一つだけのドメインは、サーバー会社を移転しても中身を引っ越せますが、サブドメインは”おまけ”なので、引っ越しできませんから、そこは注意が必要です。変えたら頑張って書いたサブドメインの記事は全部パーです。

私のメインブログは、生まれて初めて作ったワードプレスのブログだったのですが、試験的に始める気持ちで、適当にすぐ使えるドメインで賄ったという感じでしたが、このブログがまさかこんなにアクセスが増えるとは想像もしていなかったので、うかつでした

月に50万PVも見てもらえるようになってからのドメイン変更は、”検索順位の変動”という大きなリスクが伴いますので、なかなか踏みきれなかったのですが、こうなるとそうも言っていられません。

長い目で見ると、早めに独自ドメインに変更しないといけないという気持ちになってきました。

現在は、Xサーバーからのサーバーの負荷調査の結果を待っている状態ですが、この結果を見て、最終的に新サーバーへの移行と独自ドメインへの変更を決めたいと思います。

収益も減りそうですし、第一、面倒ですが、ブログの新しいネタができたと思って、前向きに捉えたいと思います。

続きはこちら

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

参考

このブログのWordPressテーマSimplicityを無料で提供してくださっている”わいひら”さんも同じようなバズリに遭われたようです。さすが、対策した手順を分かりやすく書かれていますので、ご参考にされるとよいと思います。

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