中国(北京)で「グローバルWi-Fi」のポケットワイファイ+VPNを利用した感想レビュー

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グローバルWi-Fiの荷物の中身

2018年6月の北京旅行(関空発着)の際に、普段使用しているiPhone7で、「グローバルWi-Fi」でポケットWi-Fi+VPNを利用した話になります。

この記事は、【その2】中国(北京)でのポケットワイファイルーター+VPNは?「イモトのWi-Fi 」VS「グローバルWi-Fi」の続きです。

参考 今回の北京の旅については、高齢者の母と行く北京ツアー旅行 にまとめております。

出発日の3日前に予定通り自宅に到着

海外専用グローバルWiFiのポケットWiFiを、渡航前に日本国内で受け取る場合、出発日の3日前からの日付を指定できます。

私は念のため、出発の3日前に受け取るように予約を入れたのですが、ちゃんと予定通り3日前にヤマト運輸さんで届きました。

グローバルWi-Fiから届いた荷物

入っていた中身は↓の通り。

グローバルWi-Fiの荷物の中身

グローバルWi-Fiから自宅に届いた荷物の中身

  • ケース
  • Wi-Fiルーター本体
  • 充電用のケーブルとACアダプタ(コンセント)
  • ルーター本体とVPNの取扱説明書、申し込み確認書などの書類一式
  • VPN接続のIDパスワードが書かれた名刺サイズのカード(PW情報はスクラッチになっているのでコインで削ります)

Wi-Fiルーター本体は、4インチのスマホ(iPhone5sやSEなど)を、ちょっとごつめのハードケースに入れたくらいのサイズで、重さはスマホの半分程でした。

渡航先のコンセントの状態によっては、「変換プラグ」が無料で付いてくるそうですが、今回は付いてきませんでした。

「変換プラグ」がなくても、↓のタイプのコンセントで使用できました!

北京・中国のコンセント

日本の電圧は100V、中国では220Vらしいのですが、携帯電話、スマホ、デジカメ、ビデオなどの充電器のほとんどは、世界中でそのまま使えるように100V~240Vまで対応しているので、今回の旅では変電器は不要でした。

iPhoneも、そのまま充電できましたよ。

ただ、特殊なドライヤーや髭剃りシェーバー、ゲーム機などを使う人は要注意です。ホテルによってコンセントの形状が違うようなので、海外旅行用変換プラグを持参すると良いと思います。

自宅でも充電OK

バッテリーはほとんど満タンの状態で届きましたが、念のため、自宅のコンセントで満タン充電していきました。

日本のコンセントでもしっかり充電できました!

予備バッテリーの付属なし

台湾旅行の際にでレンタルしたivideoの時は、はめ換え式のバッテーリー電池が、予備でもう1個付いていましたが、今回は付いていませんでした。

実際に観光の途中でWi-Fiの電池が無くなったので、バッテリーは必ず持参した方が良いです。Wi-Fiルーター本体と一緒にレンタルもできますが、私はAmazonで購入して持参しました。

私が購入した商品はすでに廃盤になりましたが、↓のような感じのケーブル付きのバッテリーでした。Wi-Fiルーターへの充電以外に、スマホの充電も可能です。

バッテリー本体へのコンセント充電もこのケーブルが使えます。コンセントに直接差して充電できるため、これ1台あれば完結します。

かなりオススメです。

手荷物検査ではバッテリーは荷物から出そう!

中国 北京空港では手荷物検査が厳格化されたそうで、の入出国時(特に出国時)は、手荷物検査でバッテリーを持っているかどうかを聞かれたので、持っている時は、手荷物検査では必ずバッテリーはバッグから出して、X線検査のベルトコンベヤーに流すのが良いと思います。

私は↑のモバイルバッテリーの他に、スマホケース一体型のバッテリーを装着していたのに、それを外さずにスマホをバッグに入れたままベルトコンベヤーを通したところ、バッグの中身を開かれ、ケースをスマホから外した状態で、もう一度ベルトコンベヤーを通させられました

また、北京のガイドさんから教わったのですが、スーツケースなどの預け荷物の中には絶対にバッテリーは入れてはいけないそうです。勝手に中身を開けられて没収されるらしいです!

※厳しくなった理由は発火事故の関係ではないかと思われます

飛行機内でのWi-Fi接続について

ここでレンタルしたルーターは海外用のWi-Fiですから、日本国内や、飛行機の中では通信できません。

中国に着く前にルーターの電源を入れてしまうと、別途で通信費が請求される場合があるようなので、着陸するまでは電源はONにしないほうがよいでしょう。

飛行機に乗ったら、CAさんの機内アナウンスで、「電波を発しない設定(機内モード)にするか、電源を切るように」という案内があるので、どちらかの状態にしておきます。

iPhoneの機内モードについて

機内モードをONにすると、電話通話、ネット接続が使えなくなります。

機体によっては、無料Wi-Fi完備の飛行機があって、飛行中もWi-FiやBluetoothの利用が許可されることもあるので、iPhoneは↓のように、機内モードをONにしてもWi-FiとBluetoothはOFFにならない設定も選べるようにアップデートされました。

機内モードでWi-FiとBluetoothがONの状態

なので、”電波を発しない状態”にするためには、Wi-FiとBluetoothがOFFになっているかの確認も別途で必要です。

ちなみに、↓が機内モードONで、Wi-FiとBluetoothもOFFになっている状態になります。(ホームボタン付きのiPhoneなら、ホーム画面で、画面の一番下から上に向かってスワイプすれば、この画面が出ます)

機内モードONの状態

機内モードにして、Wi-Fi、BluetoothをOFFにしても、有線のヘッドホンで音楽を聴いたり、カメラを使ったり、アラームを使ったり、ネット接続不要のアプリ(ゲームなど)は使用できますが、これらを利用しないなら、電源OFFにしちゃいましょう。

中国でのWi-Fiルーターの接続方法

私は、iPhone歴が長いのですが、auの2年縛りや2年後の値上げなどに嫌気が差してしまい、大手キャリアとおさらばして、現在は、格安SIMを、Appleストアで購入したSIMフリーiPhoneに入れて使っています。

格安SIMの海外ローミングサービスは、電話通話とSMS送受信は日本と同じようにできますが(料金はやや高くなる)、データ通信(ネットを使うこと)はできませんから、電話やSMS(ショートメール)を頻繁に利用しなければ、「海外旅行の後に高額の請求が来た!」という事には絶対になりません。

しかし、大手携帯キャリアの場合、海外でも通話やSNSの他に、データ通信までできる(現地の通信会社の電波に自動で切り替わる)場合もあるため、データ通信をOFFにしなければ、高額な請求が来る恐れがあります。

各キャリアをお使いの方は、海外に到着したらデータ通信をOFFに設定して一旦ネットを遮断し、ポケットWi-Fiの電波だけを使うように設定しましょう。

データ通信をOFFにする方法は、グローバルWi-Fiのマニュアルにも書かれていましたが、念のために出発前に契約しているキャリアの海外での契約や設定方法を確認しておきましょう。

1.ワイファイの電波を掴む

飛行機が現地に着陸し、CAさんの”電子機器の使用OK”の機内アナウンスが鳴ったら、スマホの機内モードを解除(もしくはスマホ電源ON)して、Wi-Fiルーター本体の電源をONにします。

しばらく待つと、ルーターが現地の電波をキャッチします。

iPhoneの場合は、 設定>Wi-Fi  から、グローバルWi-Fiのネットワークを選び(ルーター本体にシールが貼ってあるのでそれと同じ名前のWi-Fiを選択)、本体に書いてあるパスワードを入力すればネットに繋がります。

中国移動通信の電波をキャッチし、Wi-Fiマークが出てできました!

Wi-Fi接続OK

しかし、この状態ですと、Yahoo!は繋がるけれど、GoogleやLINEは繋がりませんので、引き続きVPNの設定をします。

※タイミングによってはYahoo!もつながらない時があるようです。

※ホテルの無料Wi-Fiサービスを利用する場合もこれと同じ状態になるので、youtubeやインスタ、Twitterをしたい時は、VPNの接続が必要です。

2.VPNの設定

  • VPNの取扱説明書
  • VPNのIDパスワード情報のカード(コインで削るスクラッチ式になっている)

を使って、VANの情報を入力します。

VPNの取説に書かれた情報は字が小さいため、老眼の人は苦労します。出発前に情報を確認しておきましょう!私は苦労しながら現地で一からVPNを設定しましたが、日本であらかじめVPN構成↓を作っておくと(接続はしないでね)、現地ではVPNをONにするだけで済んだのかもしれません…

※iPhoneの場合は、 設定>VPN>VPN構成を追加 を開き、タイプは「L2TP」を選択し、「構成を追加」。すると↓の画面になりますので、情報を入力していきます。

VPN設定画面

  • 説明:自分で適当な名前を付ける(私は「グローバルワイファイ」にしました)
  • サーバ:VPNの取説のに書いてあります(…vpn.net)
  • アカウント:アカウントユーザー名(スクラッチを削ると出てくる上段)
  • パスワード:パスワード(スクラッチを削ると出てくる下段)
  • シークレット:NPN取説のに書いてあります(1234…)

入力が完了したら、右上の「完了」を押し、「未接続」になっているVAN構成の「状況」を接続済みに変えます。

VPNを接続にする

入力した情報に間違いがなければ、画面左上のアンテナの隣りに、「VPN」と表示されます。

これでLINEやGoogleにも繋がるようになります。

VPN接続OK

VPNはすぐに接続が切れる

スマホをスリープ状態にすると、大抵VPNが切れました。

Wi-Fiマークの隣りから「VPN」マークが消えていたら、VPNが切れていることになります。

VPNが切れている

NPNが切れていたら、その都度、設定>VPN を開き、VAN構成の「状況」を「接続済み」に変えます。

1日に10回くらいはこの作業をやりましたよ、中国うぜ~って感じです。

スリープ状態にするとVPNが毎回切れることについては、帰国後にグローバルWi-Fiのサポート窓口に相談してみましたが、「そういう性質のものである」という回答でした。

VPNが接続できない時は?

VPN接続をONにしようとしても、↓のようなエラーが出ることがあります。

VPNが接続できない時の画面

いきなりネットに繋がらなくなると、かなり焦りますが、この場合はVPNだけの問題ではなく、ルーターとの接続自体が切れている場合がありますので、ルーター本体の電池切れを疑うか、ルーターとのWi-Fi接続が切れていないか、もう一度、本体の電源を入れ直すところから接続を試してみましょう。

どうしても繋がらない時は、グローバルWiFiは24時間365日サポート付きですので、相談しましょう!

この場合はLINEが繋がらないので、Eメールか電話での相談になります。

  • 24時間対応の海外からの電話窓口(有料):+81 50 5840 9686(+は0を長押しする)
  • Eメール:info@townwifi.com

私も少々パニックになり、VAN構成を作りなおしたりしましたが接続が回復せず、ホテルに入ってからホテルのWi-Fiに接続し、Eメールで相談しました。

15分以内に返事が届いたのですが、そのメールの中にヒントがあって、私は繋がらなくなった原因がVPNにあると思い込んでいましたが、ネット接続自体に問題があったようで、ルーター本体の電源を入れなおしたところあっさりと解決しました。

初歩的なミスでお手を煩わせてしまい、グローバルWi-Fiのスタッフさんにはご迷惑をお掛けしたのですが、やはりこういうことに疎い人は、もしもの時に頼れる窓口があるのはとっても心強いですね!

中国の通信はVPNが絡むので、24時間365日サポートがあるかどうかは、とても重要でした。

グローバルWi-Fiのスタッフさん、ありがとうございました<(_ _)>


中国でのネット接続について

VPNがしょっちゅう切れましたので、その度にスマホの設定画面を開いて、VPNをONにする作業が面倒でしたが、それさえ我慢すれば、中国でも日本と同じように、ネットへアクセスできます。

しかし、中国政府の批判や悪口を書いたりすると、旅行中でも接続に制限がかかる場合があるそうです。

現地で天安門事件のことを調べていたら、突然ネットに繋がらなくなった!という人の噂を聞きました。天安門広場の観光中にガイドさんが事件のことをチラッと話しても、若い人は事件そのものを知らないでしょうから、どんな事件だったのか疑問に思って普通に検索しますよね…でも、その行為がNGみたいです。

天安門事件は、中国では無かったことにされているらしく、歴史の授業でも教わらないと2017年の年末だったかの池上彰さんの番組で見ました。禁句みたいなので、気を付けましょう!

また、天安門広場付近は、政府の大事な施設がたくさんあるデリケートな地区なので、天安門広場に入る前に手荷物検査やパスポートチェックがあります。警官(軍人さん)も至る所に立っています。広場で撮影するのは問題ありませんでしたが、広場以外のところではちょっと警戒し、日本と同じような感覚で、観光地でもないところを勝手に撮影するのは控えた方がいいかもしれません。

検索も同じ。検索窓に入れるキーワードは、検閲されても問題ないレベルの単語を入れましょう。

中国は日本とは違うみたいなので…あらぬ疑いをかけられぬよう気を付けてください。

関空の到着ロビーでの返却

日本に到着したら、機内モードをOFF(スマホ電源ON)にすれば、普通にいつものネットに繋がります。VPNの設定はもう不要なので、後で削除すればいいようです。

関空では、入国審査のあと、預け荷物を受け取り、手荷物検査を経て「出口」の看板に向かっていくと到着ロビーに出ますが、すぐ目の前にグローバルWi-Fiのカウンターがありましたので、窓口のスタッフさんに一式返却して終了です。

※営業時間外は、返却BOXに入れるようです。

空港で返却して2日後、グローバルWi-Fiのカスタマーセンターより、【返却完了】メールが届くので、それですべて完了です。

グローバルWi-Fiを使ってみて

自宅での受け取り、空港での返却、どちらも全く迷うことなくスムーズに行うことが出来ました。

現地でスマホをスリープ状態にするたびにVPNが頻繁に切れたのはイラつきましたが、これは中国に旅するなら仕方がない問題なのかな…という気がしますし、VPNの切れる頻度についても、他社と比較したこともないので、今のところは、グローバルWi-Fiの接続について別段不満はありません。

また海外旅行をする時は、グローバルWi-Fiも比較の対象にすると思います。

Wi-Fi本体が夕方には充電切れになった日もありましたので、欲を言えば、予備の電池が付属していると尚良かったかな~と。

海外専用グローバルWiFiを利用するなら、本体充電用のバッテリーも一緒にレンタルするか、持参することを強くお勧めします!

以上となります。これから中国に旅行に行かれる方のご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

※2018年6月11日更新

帰国後のアンケートに、VPN接続が切れやすかったことについて記載したところ、次回1日分無料クーポンをくださいました

グローバルWi-Fi、いい会社や~

特に期限は書いてなかったので、大事に保管して、次回に使いたいと思います。ありがとうございました。