九份に到着し、2日目の宿である『九彬小町』に泊まった時の話を書きたいと思います。
宿泊した台湾桃園国際空港付近にある「シティ スイーツ ゲートウェイ (城市商旅-航空館)」から、タクシーで九フンに向かいました。
こちらの宿を予約をした時の話は
台湾の老街・基山街に徒歩で行ける距離にある九份の宿を探してみた(DeNAトラベル)へ。
目次
九份とはどんな街?
2日目は丸一日、九份観光をして、そのまま九ふんの街で宿泊しようと『九份小町』という民宿を予約していました。
『九份小町』は、老街(基山街)と呼ばれるメインストリートの入り口にあるセブンイレブンや、その付近の九份老街バス乗り場よりも、もっと山の上の方にあります。
九分の街は、山奥の崖沿いに建物が並び、狭い階段道が入り組んで、迷路みたいになっているため、近くにある寺院「福山宮」でタクシーを降り、到着した時点で電話をすれば迎えに来てくれるというお話でした。
電話をしてから3分ほどで若い男性が徒歩で来てくれて、スーツケースを運んでくださいました。(電話も日本語OKでした)
宿までの道は、他人の家の軒下?を何度も通り、道なのか庭先なのかの境界がよくわからない、石の階段や、いびつなスロープを3分ほど下ったところにありました。
車で宿の近くに乗り付けることができませんから、赤ちゃん連れや足の悪い人にはおススメできません。
健康体であっても、九份の道は、絶対にヒールの靴なんて履かない方がいいです。
スニーカーで行くことを強くオススメします!!!
それに、宿の人に迎えに来てもらうか、事前に目印をしっかり確認しておかないと、自力で宿まで辿り着けずに、迷子になってさまようことになります。
困り果てて、宿に電話をしても、中国語でちんぷんかんぷん???な~んていうことになったら、時間も体力もムダに消費することになるので、九份に宿泊される人はくれぐれも、ここはぬかりなく!
私も恐らく自力ではたどり着けなかったでしょう…宿のスタッフさんに感謝です
九份は大都会の台北市とは全く違う、異色の街でした。
人はこれをエキゾチックと呼ぶのでしょうが、「すごいところに来ちゃったな~」というのが私の最初の感想です。
『九彬小町』は日本語が通じる日本式の民宿
『九份小町』は3つの建物に分かれていて、『本館』と『沖縄館という食堂』と、その間に『離れ』がありました。
朝食は、宿泊者全員が、「沖縄館」に移動して食べます。
私たちは『離れ』に宿泊しました。
ダブル(Double)1泊朝食付き 大人2人で9,214円
プラス子供2人料金(朝食付き)が現地現金払いで +800元(3000円ほど)でした。
※ダブルベッド+2名分の布団を畳に敷いてくれました。
私たちが到着したのはお昼の12時ごろで、お掃除の真っ最中でしたが、チェックイン時間のまで15時まで待たなくても、「掃除が終わり次第、部屋を使ってもいいよ」と鍵を渡してくれてとても親切な宿でした。
こちらは、オーナーが日本人で、畳敷きの和室になっていて、お部屋も清潔で、エアコン、除湿器完備!
旅館のようにふすま一枚で廊下、と言う造りではなく、ちゃんと扉に鍵が付いているので安心です。
もちろん日本語も通じるスタッフも複数いらっしゃって、お風呂も浴槽と洗い場が別になっている日本式で、ゆったりと入ることが出来ます。
台湾で日本式のサービスを受けられるということで、日本人観光客だけではなく、台湾人や中国人も利用するそうです。
出発前に何度かメールでお問い合わせをしましたが、日本語でメールのやり取りができます。また、到着時に掛けた電話も、日本語でOKでした。
無料Wi-Fi完備
九份小町では、お部屋のWi-Fiも完備でしたが、1日目に宿泊した桃園国際空港近くにある、シティ スイーツ ゲートウェイ (城市商旅-航空館)と同じで、HPを見たり、メールやTwitterをする程度なら全く問題ないのですが、動画を見るとグルグル状態が続きました。
3日目、4日目のホテルも同じでしたので、台湾のネット事情はこれが普通なのかもしれません。
日本から持参したポケットWi-Fi(携帯電話の電波)の方が高速で安定していました。
コンセントがたくさんあって充電に困らない
何よりも、この宿にはコンセントがたくさんあって、充電に困りませんでした。
家族や大人数で宿泊すると、スマホはもちろん、デジカメやポケットWi-Fiなど、充電が必要なデジタル機器がたくさんあるので、本当に助かりました。
※こちらは『離れ』の情報です。本館の情報は分かりませんので直接確認してください。
ベッドの横の壁や・・・
ドレッサーにも…
電気ポット用のコンセント。
こちらの宿にも、人数分のミネラルウォーターが置いてありました。
九份小町民宿~老街までは徒歩5分の距離
『九份小町』から、繁華街である老街(基山街)までは、徒歩で5分の距離になります。
私の想像では、徒歩5分と言えば、ちょこちょこと宿とメインストリートを行き来して、老街で買った食事などを、宿に持ち込んで食べたり、日帰りの観光客が帰った後の夜の九份の街を観光したり、人のいない早朝の静かな九份を散歩できると勝手に思い浮かべていたのですが、想像していたよりもメインストリートからは離れていて、簡単に何度も往復できる距離ではありませんでした。
と言うか、距離的にはそうでもないのですが、何よりも階段が辛い…
46歳の運動不足の身体には、とにかくこの階段がきついのです
山歩きが趣味の人や、子供や若い人なら、何往復もできるかもしれませんが、私は2往復が限界・・・
2回目は自力で宿に帰れるか途中で不安になったくらい、足がガクガクになりました。
かといって、細い階段道ですから、タクシーを呼んで宿の玄関先まで乗り付けることは不可能ですから、自力で歩くしか術はないのです…
ジジババには辛い観光地ですよ、九分は!!
いつか九份に行ってみたいと思っているなら、早い方がいいでしょう。
もしくは、老街まで2、3分くらいの距離にある宿を選ぶといいかもしれません。
こんな訳で、私は、真夜中の九份の夜景も、朝霧の中の九份も見ることは叶いませんでした
朝食はおいしい和食!
『九份小町』では、朝食は和定食になります。
この食事がおいしくて、子供たちはご飯を何杯もお替りしていました。
前日の昼と夜、2食続けて現地の料理を食べていたので、すでに日本の味が恋しくなっていたのでしょう。
シンプルな旅館の朝ごはんですが、味噌汁が本当においしく感じました。
やっぱり和食が一番口に合います!
空港や台北市まで送迎を頼める
九彬小町では、事前に予約をすれば、ワンボックスカーで送迎をしてくれます。
最寄りの駅、台北市内、松山空港、桃園空港の4つから選べました。
私はメールで予約をしました。
九份小町の送迎料金
お部屋のファイルの中に料金表がありました。
最寄りの駅まで250元(1000円弱)で迎えに来てくれます。
私たちは、翌朝、オーナーさん自らの運転で、台北市の”ホテルサンルート台北”まで1200元で送っていただきました。
途中、少し回り道をして、近くの観光地の前を通ってくださり、とってもサービスのいいオーナーさんでした
大変お世話になりました
九份の天気は1年を通じて雨が多い
私たちが九份を訪れたのは10月上旬だったのですが、この時期は台湾のベストシーズンで、割とお天気にも恵まれ、気温も下がって過ごしやすい時期だと聞いていました。
しかし、今年は例年よりも雨が早く降るようになり、私たちが到着する前も、何日も雨が降り続いていたそうで、ちょうど私たちが到着した1日だけ雨がやんで、ラッキーだったようです。
けれど、翌朝は大雨…
九分は雨が多い街らしく、1年間の半分くらいが雨なのだそうです。秋が深まって雨が降るようになると、春までほとんど毎日ずっ~と降っているという状況なのだとか。
晴れや曇りの日に観光ができたのなら、とてもラッキーみたいですね。
九份を後にして、台北市に入ると、雨はすっかり上がって、地面も乾きつつありました。
九份はあんなに大雨だったのに…
台北市が晴れていても、九份は雨の場合が多いので、カッパの準備は必須です。
折り畳み傘は、狭い階段では危なくて使えないので、使い捨てレインコート 雨合羽 ポンチョを持参するのがいいでしょう。
特に、映画”千と千尋の神隠し”の湯ばあばの湯屋のモデルになった『阿妹茶楼』がある通りは、アーケードがない道なので濡れます!
人も多く、雨の日は石の階段が滑りやすいので、ヒール靴は絶対に履かない方がいいでしょう。
階段を転がり落ちたら大事故に繋がります!
台湾観光のベストシーズンは?
台湾のベストシーズンは10月じゃないの?
ベストシーズンだと思って来たのに大雨でした…
オーナーさんから聞いた情報では、6月ぐらいに沖縄が梅雨明けすると毎年ニュースになりますが、その時期は台湾も梅雨明けをして、好天が続くみたいです。
その頃なら、真夏のような暑さもないし、お天気も比較的晴れの日が多いみたいですから、次回はその時期を狙ってみたいと思います。
九份の街は臭豆腐の匂いがすさまじい
九份には臭豆腐(しゅうどうふ)のお店がたくさんあります。
道が超超超狭くて、両側に隙間なく商店が並んでいる&アーケードの屋根があるため換気が悪いせいか、その匂いが町中に充満していて、ものすごい匂いがします。
九份小町はメインストリートから離れていたので、臭いは全く感じませんでしたが、もしメインストリート近くのホテルに宿泊されるなら、この臭いが充満している空間に終始滞在しなければならないかも知れません。
マスクをしたところで気休めにしかならないと思いますので、臭豆腐臭が苦手な人は覚悟して行った方がいいでしょう。
まとめ
ちょっと山の上の方にあるので、自力で歩行できない人には辛いかもしれませんが、九份小町はきれいで総合的にとっても良い宿でしたので、オススメです!
この宿の良かったところ
- オーナーが日本人で、日本語が通じるスタッフが複数いる(電話もメールも日本語OK)
- 宿の場所が分かり辛いため電話すれば迎えに来てくれる。
- 施設全体が清潔!
- 浴槽と洗い場が別になった日本式のお風呂がある
- ミネラルウォーターが無料で置いてある
- 無料Wi-Fiがある
- コンセントがたくさんあって充電に困らない
- 和食の朝食がおいしい
- 送迎が頼めるし、その際にちょっとした観光スポットに案内してくれる
この宿の残念なところ
- 老街まで徒歩5分だけど、繁華街まで階段の上り下りがきつい
- Wi-Fiの電波が少し不安定(”離れ”だったからかもしれません)
- 宿の場所が分かり辛いので迷いやすい(迎えには来てくれます)
「九份小町」の詳細と地図
九份小町
次回は、九份スイーツのレビューと、台北市のホテルサンルート台北のレビューを書きたいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。