前回は、九分に宿泊した「九份小町民宿」について記事にしましたが、今回は、九ふんにある台湾スイーツの有名店、
の芋圓を同じ日に食べ比べたので、比較レビュー記事を書きたいと思います。
参考 台湾子連れ個人旅行の記事は↓にまとめてあります。
目次
芋圓とは?
台湾には本当に安くておいしいグルメが多いですが、スイーツも例外ではありません!
私が特に気に入っているのは、「芋圓」です。
「芋圓」とは、サトイモ(タロイモ)をベースに作る、台湾の伝統的な団子を使った甘味で、タロイモの他に、数種類のいも団子や小豆がどっさり入ったお汁粉(ぜんざい)のような食べ物です。
「芋圓」は台湾全土で食べられているものなのですが、九份には『芋圓』の有名店があります。
芋団子は手作りで、職人さんが店頭でこねています。
「芋圓」は温・冷を選ぶことが出来ます。
店員さんが「温かいの?冷たいの?」と聞いてくるので、「温かいの」を選ぶと、鍋からよそったままの温かいお汁粉を。
「冷たいの」を頼むと、「温かいの」の上に、氷を入れてくれます。
芋団子が大量に入った温かいお汁粉に、氷を入れて食べるという、ちょっと不思議なデザートなのです。
氷はフラッペよりも少し粗目の、マクドナルドのドリンクに入っているくらいのサイズの氷で、ガリガリと歯で砕いて食べる感じですね。
温かい汁が完全に冷たくなるほどの量の氷は入っておらず、徐々に氷が解けて生ぬるい汁になりますので、氷が完全に解ける前に、氷と一緒に小豆や芋圓などの「具」を食べきる感じですね。
ガリガリ、もちもち、の食感。
最後のお汁は生ぬるいし、氷で味が薄まるので、具を食べ終わった後は、ほとんどの人が汁を捨てていました。
・・・何だか文章にするとまずそうですが、実際に食べてみると、作りたての『芋圓』がモチモチしていて、病みつきになります!
九份には、いくつか「芋圓」のお店がありましたが、その中でもと「賴阿婆芋圓」と「阿柑姨芋圓」という有名店はお客様がいっぱいで、時間帯によってはどちらも行列ができます。
その両方を食べてみたので、口コミレビューを書きたいと思います。
1.「賴阿婆芋圓」はメインストリートぞいにある
まず1件目は、賴阿婆 芋圓 (ライアーボー ユーイエン)。
このお店は”老街”または”基山街”と呼ばれるメインストリートぞいにあり、九份老街バス停付近のセブンイレブンのある老街の入り口から、5分ほど歩きます。
5分と言っても、混んでると人・人・人の波ですから、なかなか思うようには進めません!
時間に余裕を持った方がいいでしょう。
セブンイレブンの方から通りを歩いていくと、左手になります。
最も混み合っている、豎崎路(階段道)との交差点よりも少し手前です。
「賴阿婆芋圓」のメニュー
何種類かメニューがあるようでしたが、日本語メニューには3種類だけ書かれていました。
・芋圓(田いも団子ぜんざい)→タロイモのことだと思います
・蕃薯圓(サツマイモ団子ぜんざい)
・緑茶圓(緑茶ぜんざい)
価格は全て45元(180円弱)
私はオーソドックスな芋圓の冷たい方をチョイス。
笑顔で「おいしいよ~」と日本語で話しかけてくる気さくな店員のおじさんに、指を1本立てて「冷たいの」と言えば通じました。
直径15センチほどのかなり大きめのカップに入っていますので、食べながら歩くことはできません。
お店の隣がテーブル席になっているので、そちらで座って食べて、ゴミも捨てて帰れます。
私が訪れたのは10月で、天気は曇りでしたが、冷たいのを選択して正解でした。
私は1杯を息子と二人でシェアして食べましたが、物足りない感じでしたので、お餅やお団子が好きな人なら、1人でペロリと行けちゃうはずです!
これが180円以下で食べられるなんて、台湾ってなんて素晴らしい国!!!
これが近所で食べられたら、毎日でも行きますね。きっと。コンビニに売ってたらいいのに…
「賴阿婆芋圓」の情報
新北市瑞芳区基山街143号
TEL: +886 2 2497 5245
営業時間:8:00~20:00
定休日:無休
価格:45元 ※10元値上がりしたみたいです
2.「阿柑姨芋圓」は階段道を登った上の方にある
2件目は「阿柑姨 芋圓(アーガンイー ユーイエン)」。
この「阿柑姨芋圓」は、メインストリートの老街から、豎崎路(階段道)を左折して、山の方に上へ上へと上った道沿いの右手にあります。
老街と”豎崎路”の交差点には、ストリート看板がありますので、それを目印に、豎崎路を左折して階段を上り、黄色い看板が目印です。
老街入り口にあるセブンイレブンから9分。
上で書いた賴阿婆芋圓からは3分くらいですが、混み混みの細い道で、最後は階段道になりますから、時間は余裕を持ってください。
2016年春にお店を改装されたようで、どちらかと言えば、賴阿婆芋圓よりもこぎれいな感じです。
具材の団子類はショーケースのようなところに入っていたので、虫が入ったりは少ないかも。
衛生面ではこちらの方が上です。
店の奥に入れば一緒ですが
「阿柑姨芋圓」のメニュー
日本語メニューはなかったように思います。
■冷たいの
・総合豆(紅豆+緑豆+大豆)→ミックスです
・芋圓+紅豆(あずきのことかな?)
・芋圓+緑豆
・芋圓+大豆
■温かいの
・総合豆(紅豆+緑豆+大豆)→ミックスです
・芋圓+紅豆
価格は全て45元(180円弱)
先ほど食べた賴阿婆芋圓と比較するために、総合豆の冷たい方をチョイス。
カップを受け取ったら、そのままお店の奥にどんどん進んでいくと、広いテーブル席があります。
こちらのお店は高台にあるので、日中、窓辺の席に座ると眺めがいいようですが、私たちは夜の雨の中、散々階段を上ってヘトヘトでしたから、眺めなんてどうでもよくなっていましたし、恐らく雨で何も見えなかったと思います。
さて、お味は?というと、味が薄い!!!
氷が解けていくので薄いのは当たり前なのですが、先ほど食べた「賴阿婆芋圓」のものよりも、遥かに味が薄かったです。
それに汁ばっかりで、肝心の団子が少ない…
先ほども書きましたが、汁は氷で生ぬるく薄まっているので、お汁粉と言えども、これは汁だけを楽しむ食べ物ではありません!
団子が山盛りの画像をアップしている人もいるので、店員さんによって盛る量や氷の加減で都度、味や量は変わるのかもしれませんが、私は賴阿婆芋圓の方が、良心的だったし、味も美味しかったと思います。
もし時間がないなら、わざわざ階段を上って訪れることはないかと。
本当は、九份を離れる前に、賴阿婆芋圓の方をもう一度食べたかったのですが、宿泊した宿が山の上の方にあったため、階段を老街まで上り下りする気になれず断念しました。
もし、「阿柑姨芋圓」と「賴阿婆芋圓」の場所が逆だったら、最後の根性を振り絞って、食べに行っていたかもしれませんが…
「阿柑姨芋圓」の情報
新北市瑞芳區福住里豎崎路五號
TEL: +886 2 2497 6505
営業時間:9:00~21:00(土日は22:00まで)
定休日:不明
価格:45元
「阿柑姨芋圓」VS「賴阿婆芋圓」
あくまでも個人的な感想ですが、私としては「賴阿婆芋圓」の勝ちです
もう一度九份に行くことがあるなら、ぜひ食べに行きたいお店です♪
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。